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生活チープサイド

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本をとどける

昨日・今日は、母の詩集の発送作業漬けの週末となりました。
母の詩の世界での友人の方々に、本当ならもっと早く献本しなければならないところのびのびになってしまっていたのでした。

母の死後、ずっとこの献本作業は私の心に重くのしかかっていました。
早く送らないと、と思いつつ、送るのならきちんとした手紙をつけて大切に送りたいと思ってしまうA型てんびん座コダワリ属の私。
そして、手紙を書くということは母の死をもう一度再現することでもあり、なかなか手が出ないでいました。
8月と9月にほんの少し発送はできたのですが、10月11月は落ち込みがぶり返し(あと仕事も忙しく)、まったくできず。
12月に入りようやく少し立ち直り、この週末、それぞれの方に手紙をつけて送り出すことができました。(でもまだまだ送りたい人はいます…)
ああ、手にマメできた!
どうか、届いた方々が大切に読んでくれますように。

今日は、机に母の位牌と写真を持ってきて作業をしました。
手紙を書いている間にいろいろ思い出してしまい、泣いてぐちゃぐちゃの字になる私。
でも、無機的に送りつけるのではなく、ちゃんと肉の重みをもって手渡したい。
それだけの思いが、この本にはこめられているのだと伝わってほしい。

母は、ほんとかっこよかったな。
何度思い返しても、母の生き方は見事だった。
こういう人の娘でいることはそれなりに大変だったけれど、母の娘でよかった。
そう思います。
by sima-r | 2008-12-07 19:06 | Mother

11月の生活メモ

・ 読むものがないので、伊坂幸太郎の『重力ピエロ』を再読。
・ 読み返して気づいた、主人公の兄弟の父親は癌で闘病していた。
・ 最近本を読んでいると、癌の出てくるものがとても多いと気づいた。
・ これまで見落としていたけれど、それだけ癌というものは身近な題材なのだな。
・ 見えていて見えてなかった。体験して初めて気づく、人生はそんなことばかり。

・ 11月の週末は3週連続で吉祥寺へ。
・ そのうち2回はガネーシャでカレー。ここよりおいしいカレーを知らない。
・ くっきり分かれた天気雨を目撃。

・ 11月に買った服。ジャケット。コート。セーター2枚。またしてもジーンズ。手袋1組。
・ 女っぷり向上計画を発動し、とんがりトゥのヒールのパンプスで出歩くことにしました。
・ スニーカーを洗いたい。
・ 髪を切っていつもより色を明るくしました。しかし手のつけられないほどはねるので困り中。

・ 仕事は来週頭くらいまで忙しいです。今期は失注が多い。

・ 本と音楽漬けの毎日です。
・ いまは長い小説が読みたい。
・ 音楽は50~60、90~現在を並行して聴くことにしました。
・ オフスプリングスかっこいい。
・ プライマルスクリームもかっこよい。
・ ディランは時代によって全然声が違う。
・ つじあやのは最高に日曜日の午後に似合う。
・ 『モダンタイムス』『砂漠』読了。
・ 伊坂の未読本も『週末のフール』と『フィッシュストーリー』だけになってしまった。
・ 短編なので買うの迷っています。単行本は場所とるからなあ。

・ 最近、猫のおひげが私の腕枕で毎晩寝てくれるのです。
・ 寝るよー、と言うとニャーと言って入ってきて、なぜか脇の下をもんでくれます。毎回。
・ ※ものすごいかわいいです!※

・ 敷き毛布を導入しました。

・ よしながふみの『きのう何食べた?』2巻を購入。
・ あまりに料理がおいしそうなので、つい真似していろいろ作ってしまいます。
・ 作って成功だったメニュー。ツナサラダ。白菜のゆずびたし。牛肉とセロリの炒め物。
・ ツナサラダは最高においしい。2回連続で作りました。砂糖とにんにくが決め手。

・ 会社の後輩にハガレンを借りています。面白い。今17巻。作者が女だということにびっくり。

・ 寝る前に布団乾燥機をかけると、天国のような寝心地です。
・ 大丈夫、ちゃんとなんとかやっていますよ!
by sima-r | 2008-12-03 23:29 | Days

悲しみたい

私は、まだ悲しみたいんだと思う。
親を亡くした人と話して、その人がその悲しみから立ち直っていくのを見ると、なんだか取り残された気がする。
焦ってしまう。
早く私もその人たちみたいにならなきゃって、できない自分がすごくバカでダメに思える。

今やりたいこと。
母と、この夏のことを話したい。
思い出話として「ほんと大変だったよね~」とか言って話したい。
たくさん、たくさん、大変だったことを話して、そして褒めてもらいたい。
るいは本当に頼りになった、って母は言ってくれるだろうか。

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by sima-r | 2008-12-03 22:36 | Mother

おばあさんのバラード(詩集販売のおしらせ)

現代詩手帖12月号「現代詩年鑑2009」に、母 梅田智江(うめださとえ)の詩「おばあさんのバラード」が掲載されました。
母が、立川の風呂なし安アパートで、50歳すぎて一人暮らしをしていたときの作品です。

母は、旅が好きでした。
旅に出ると何ヶ月も帰らなかったので、大学生だった私は、その間に母のアパートを借りて一人暮らしまがいの生活をしたことがあります。
カンカン音の鳴る鉄の階段、二層式の古い洗濯機。
置いてある家具は、本棚と机と小さな棚くらいのものだったのに、母は不思議にそこを心地よい空間にしていました。
窓の正面には、それはそれは大きなイチョウの木。
「おばあさんのバラード」の舞台となった「梅の湯」という銭湯にもよく行きました。
昔ながらの番台、そして、母の詩にあるとおり、「ぽっかりとした青空のような」おばあさんたち。
母の立川時代の詩を読むと、あの部屋の空気や、街の風景をはっきりと思い出します。

そういえば、あの立川の部屋で暮らした数カ月の間に、スズメのヒナを拾ったことがありました。
数日しか生きられなかったそのヒナを、私はあの部屋で看取ったのでした。
仰向いて、喘ぐようにしていた細いくちばしが、ある瞬間に大きく開き、そのままスイッチが切れたように、ゆっくりと閉じました。
初めて見た、温かい血の通う生き物の、魂が肉体を離れる瞬間でした。
不思議に、哀れとは感じませんでした。
なぜだか、とてもきれいなものが通りすぎたような感覚がありました。
私はしばらくその子を眺め、そして窓の外の大イチョウの木の根元に埋めました。
あれから10年と少したち、私が人生二度目に魂がその身体を離れるのを見ることになったのは、部屋の持ち主だった母だったのでした。
あの夏の朝、母のもとを訪れたそれはやはりとても清らかで、静かな光に照らされているようでした。


 おばあさん
 おばあさん

 あたし
 おばあさんたちといると安らか
 何もかも手放したような
 ぽっかりと青空だけが広がっているような <「おばあさんのバラード」より>


***

「おばあさんのバラード」は、母の死の3日前に完成した7冊目の詩集、『梅田智江詩集』に掲載されています。
定価1800円、税、送料込で2000円で販売しています。
興味をもたれた方は下記までご連絡ください。
simanekohena@yahoo.co.jp

また、母の第5詩集の『変容記』についても、まだほんの少しだけ残部があります。
『変容記』は定価2400円+税・送料込で2600円で販売いたします。
(残部が手元にない場合もあるので、お届けには少々お時間をください)


母の遺した言葉が、どうかあなたの心に届きますように。
by sima-r | 2008-12-01 22:39 | Mother


るい 33歳女子。
<家族> 
夫 (スペハズ)
息子(ピースケ)
猫 (おひげ)
今日のピースケ
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