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生活チープサイド

「それ」のしのぎ方

今日も残業。
9月に送った見積のことを聞かれ、あまりにも覚えていないことに自分でびっくりする。
たしかに自分でやった仕事のはずなのに、先月の私は本当にすべてにおいてぼんやりしていた。

母が死んだのが7/31で、仕事に復帰したのが8月の後半。
復帰とはいっても、その頃の私は、ほんとうに使い物にならなかった。
パソコンの前に座り、ただただ自分の手のひらを見つめていた。
ときどき窓の外をぼんやり眺めたりして。
我ながら、ほんとうに!鬱だった。
周囲の人たちはみんな優しくて、そんな私を何も言わないでサポートしてくれていた。

母が死んで3ヶ月たつ今、悲しいというよりは辛い。
悲しいという感情は、どこか甘いものな気がする。
今の私の感情は、悲しみとは違う、後悔もあるけれどそれだけじゃない。
ただただ、日常の中フラッシュバックみたいに思い出して、叫びたくなる気持ち。

母が今年の1月に沖縄に行った時、七転八倒の背中の痛みの中、忘れずに買ってきてくれたおみやげの塩ちんすこう。
その最後のひとつを、今日食べ終わってしまった。
そのことを思うと、叫びたくなる。
足がすくむほど、胸をかきむしりたくなる。
世界中をバックパッカーとして女一人で旅行した母。
50すぎて沖縄に移住して、ほとんどの島でキャンプをした母。
どこに旅行をしても、母は必ず姉と私におみやげを買ってきてくれた。
破天荒に思われがちな母だったけれど、そういうことだけはとても律儀なところがあった。
当時の私には、そんな母のふるまいが、重くて辛かったりもしたのだけれど。

こういう辛さを、同じ思いをした人はどんな風にしのいでいるんだろう?
私の場合は、まだ渦中でよくわからないけれど、ただ、逃げては傷がふさがらない気がした。
私は見据えたい。
この気持ちが、私の中でどんな風に移り変わるのか。
私は知りたい。
その傷が、私にどんな痕を残し、私をどう変えるのか。

だから、マゾみたいとは思いつつ、母の残した言葉を読む。
母の残した足跡を、博物学者みたいに拾い上げては眺めて、自分で自分の傷を押し開く。
そうして、私は自分の傷をたしかめ、安心しようとしているのかもしれない。
それが近道なのか遠い道なのかはわからないけれど、私は今、こんな道しかみつけられないのです。
by sima-r | 2008-11-05 00:19 | Mother
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