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生活チープサイド

どこにでもいる

母の昏睡は続いています。
苦痛をやわらげるための睡眠薬を使っているので、薬での眠りか自然の昏睡かはわかりませんが、眠っているときの母は、とてもやすらかな顔をしています。
いつまで見ていても見飽きない。
これはきっと、我が子の寝顔を見守る母親の気持にも似ているのかもしれません。


私は、母を見送る心の準備ができてきました。
母は、いなくなるのではありません。
母はこれから、どこにでもいるようになるのです。

姉が母に「行かないで」と言ったとき、母は、「どこにでもいるよ」と答えたそうです。
そう、母はこれから、もっともっと自由になれるのです。
27ヵ国をバックパッカーとして旅した母ですが、まだまだ行きたかったところはあったそうです。
アフリカと南米はまだ行ってないから行きたかった、と前言っていたのですが、これからはきっと思うだけで、どこにでも行けるようになるのでしょう。

そして、思う存分に旅して、もう一回生きてもいいかなと思ったら、また生まれてくるのでしょう。
私は宗教は持っていないけれど、人の生死についてはそういうものなのかも、と思うようになってきました。


ただ、姉はまだ本当に辛そうです。
だから、私はこれからずっと、姉を護ります。
姉が辛い思いをしないように、裏方とか、きたない仕事はみんな引き受ける。
だから、姉が早く、心から笑える日が来ますように。


そして現実問題として、葬儀のことも考えなくてはならない時期になってきました。
喪主は、私が引き受けることになりました。
ミラクルハズバンドな夫も、獅子奮迅の働きをしてくれています。
しかし、「うちの紋ってなんじゃ!」「菩提寺とかよくわからん!」と、アワアワしつつ、もうこんな時間です…。


明日の夕方、右文書院の編集の方が詩集を届けてくれます。
AKIRAさんも夕方には来てくれるそうです。
明後日は母の旧友で詩集の校正をやってくださった坂井さんや、文芸編集や解説をお願いした堀切さんも来てくださいます。
そういうちっちゃな望みで、「まだもうちょっと現世にいてやるか!」と、母が思ってくれるんではないかなと、思っている現在です。
by sima-r | 2008-07-27 23:45 | Mother
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るい 33歳女子。
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