肝臓の処置
朝6時半起床、ひさびさに朝から出社。
12時半で退社させてもらうため、必死で仕事。 病院へ向かう途中、母から電話。 肝臓から胆汁を出す処置(おなかに穴を開けて刺した管から胆汁を外に排出し続ける)を今朝やったとのこと。 朦朧とした母の声。 ただ、あの地獄のようだった大部屋から個室に移れることになったというので、急いで駅で花を買って病院へ。 術後の説明をF医師から受ける。 いろいろ質問。 目が急激に悪くなったのは、すい臓が機能しなくなったせいで糖尿性の視力低下ではないかとか、今後のおなかの管の処置の方法、十二指腸潰瘍になった際の注意点(便の色)など。 病室のベッドに付き添っていると、チームで医療しているため何人もの医師や看護士が来る。 その人たちにこれまでの薬の飲み方(ものすごい量の薬の管理は家では私が一括してやっている)やそのときの体調、などを説明。何度も何度も何度も。 母の要望を看護士に伝えたり交渉したり疲れた顔をされたり申し訳なく思ったり看護士同志の意思の疎通が取れていなくて母が泣きそうになったりそれをなだめたり。 午後、個室に移動。 歴史ある大病院なので、個室といえどもボロい。 でも、地獄の大部屋(これまでに見たどの病院より狭かった)のあとは天国のよう。 ベッドごと運ばれる母がみじめな気持ちでいるのがわかるので、なるべく視界にいるようにしていっしょに移動する。 母は、本当に辛そうで、ずうっと通る人から目をそらしながら運ばれていた。 でも、運んでくれた男の看護士は不器用で、運転?が荒く、廊下の壁にベッドをゴツンゴツン当てるのだった。 そういうことが、患者にとってはどんなに怖いことで、その家族にとってはどんなにせつないことか、その看護士さんも、自分の大事な人が末期がんになったら、やっとわかるのだろうなあ。 末期がん患者の家族の仕事は多い。 書くのが面倒なので書かないが、とにかく、どうしても患者第一に考えてしまうのががん患者の家族なので、小さなことでも気にかかるし、どんな小さなストレスも与えたくない。 そういう細心の注意を払い続けることがどれだけ大変か、やってみないとわからないのだ。 治る病気ならいい。 「あとでゆっくり」「来週考えよう」「時間ができたらやろう」ができるから。 でも私の母は治らないので。 ほんとうに、いつどうなってもおかしくないので、だから家族は必死になるのだ。 こういうことをブログに書くのはどうかと思う。 でも、これは私の記録だ。 いつか、この苦しさも、違う目で思い出せるかもしれないから、へとへとだけれど書いている。 疲れて頭がしびれている。 ああ、あともう3人くらい、介護を日常的に手伝える人がいたらいいのになあ。
by sima-r
| 2008-05-22 22:26
| Mother
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るい 33歳女子。
<家族> 夫 (スペハズ) 息子(ピースケ) 猫 (おひげ) 今日のピースケ
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