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生活チープサイド

Big Hip Party in 恵比寿リキッドルーム

行ってきました~!!
Big Hip Party in恵比寿!
もう、ほんとよかった~!!!

チケットはmixiで譲っていただいたんですが、時期が迫っていたのと私が忙しかろうというチケット主さんのご親切で、当日の受け渡しにしていただきました。
直接チケット主さんにお会いするのは初めてだったんですが、すごく優しい方で、しかも最後に「頑張ってね!」と励ましてくれて、空はすごい晴れてるし、なんかもう、すでに涙目の私。

その後、友人ちまと恵比寿で落ち合い、会場を下見した後ドトールへ。
友人ちまは、私の母の病気がわかって以来、私を励まそうと何回もメールをくれている。(しかも全部にヒロトのお宝写真つき!)
母の介護の準備に追われ、クロマニ情報を集められない私に、新曲エイトビートの音楽ファイルを送ってくれたのも彼女だ。

エイトビートが初めてラジオでオンエアされたのは4月1日。
私の母が、末期がんであることがわかってから10日くらいしかたっておらず、まさに大嵐のような日々だった。
今でもまざまざと思い出せる。
夜11時もすぎていた。
周りに散らばるガンの本。
音楽を聴くどころじゃない日々で、正直クロマニヨンズは聴く気分じゃなかった。
でも、エイトビートが流れたとき、最初にヒロトのハープとマーシーのギターの弦のきしりが聴こえたとき、涙が出た。
ああ、ヒロトだーって、思った。

そうしてサビ。
「ただ生きる、生きてやる、呼吸を止めてなるものか」
そこで私は、ほんとに泣いてしまった。
この、嵐みたいなときに、ヒロトが、「生きる」ことを歌ってくれた。
このタイミングじゃなかったら、こんなに響かなかったかもしれない言葉。
でも、私にとっては、ほんとに特別な言葉になりました。

だから、どうしてもどうしても、生で聴きたかった。
そうして迎えた今日!
友人ちまは、私より100番くらい前の番号だったのに、私に付き合って隣で観ようと言ってくれた。
ステージ右側の階段のところに二人で陣取って、わくわくと待つ。
クロマニはきっとラストだろうという我々の読みははずれ、いきなりどしょっぱつからクロマニヨンズ!!

きっと、悲しくてあんまり盛り上がれないわ、とか思っていたのに、最初の曲はもちろんストンプですから!
「人間!」コールで我を忘れたところに、たたみかけるようにキラービー!!
この曲の「おまえのピンチをいつでも救いにゆくんだ」のところで、私はいっしょに歌いながらもう号泣。

それから「はさんじゃうぜ」。
もー!なんでこの人たちはこんなに私を泣かすんだー!!
「今力出さなければ、いつ力出すんだよと」。
この言葉、ほんと、疲れて頭がしびれたみたいになりながら母の通院の付き添いをしたり保険の手続きをしながら、何度も思い出していた言葉。

はさんじゃうぜが終わったところで、ヒロトが「ダンスダンスダンス!!」とMCを入れたので、「ゴーロマンス」あたりが来るのかなと思ったら、意外や意外、「チンパンマン」でした。
この曲は、ほんとヒロトもマーシーも楽しそうで、かわいくて私の大好きな曲です。
客席も「チンパン!」コールは完璧、今まででいちばん一丸となっていた気がします。
「幸せになれ、誰よりも俺」っていう歌詞も、笑えるけれど大事な言葉だよなあ。

そして、そしてそして。
ヒロトがそこでハープを試し吹きしたので「もしや」と思ったら、「新曲やります!」と、ついにエイトビートが始まりました。
もう、前奏2小節くらいで泣き出す私。
友人ちまが送ってくれた音楽ファイルはラジオからとったものだから、音が割れていた。
その音の割れがどこで入るかまで聴きこんだあの曲。
それが、すごいクリアに、すごいかっこよく聴こえた。
ラジオだと音がひずんでしまっていたカツジのドラム、コビーのリズム。
マーシー、笑いながら弾いていた。

エイトビート、って、歌いながらヒロトが客席を見渡して、胸をこぶしで何度も叩く。
この会場にいる人全部、この世界に生きている人全部が、胸に打ち続けているエイトビート。
私はもう、ジャンプとかできなくて、ずーっとずーっと一生懸命聴いた。
ひょっとしたら、これが最後になるかもしれない生のエイトビート。
大事な音、ヒロトからの、クロマニからの大事なメッセージだ。

そして「ギリガン」、「タリホー」、最後が「紙飛行機」。
そしてクロマニヨンズは、「最後まで楽しんで行ってね!」と言って去っていった。
マーシーはもちろん「またね~」の一言。
友人ちまが、振り向いて笑った。
抱きついて泣いちゃう私。
ほんとに、ほんとに聴けてよかった!!


それからしばらくDJタイムの後、元ブルーハーツの梶君と、元ハイロウズのミッキーのバンド「Big Hip」の登場!!
ハイロウズでファンになったけれど、クロマニからライブデビューした私にとっては、初の生梶君と生ミッキーです。
これも、すごくよかった!!
もうね、二人ともほんと楽しそうなんだもの!!
梶君の、ストレートな早打ち、ミッキーのファンキーなピアノ。
エイトビートを聴いてしんみりしてしまった気持ちも、Big Hipの最初の曲「せーかいいちのバカバンド~」で吹っ飛びました。
会場を舞う紙ふぶき、にこにこの梶君とミッキー。
二人の人柄がにじみ出る、すごくいいライブでした。

そして、最後がBig Hipがインドネシアで知り合ったというインドネシアから来日したバンド「SLANK」。
全然聴いたことがなかったのだけれど、ツインギターの5人編成のバンドで、とてもよかったです。
クロマニ目当てで来たからといって、せっかくインドネシアから来てくれた彼らのときに盛り下がっちゃ悪い!と思って、ノリノリで聴こう!と初めから思っていたのですが、ノリもよく、泣かせる曲もあり、日本語で歌ってくれたりもし、とても楽しめました。
メンバー紹介の直前で、ボーカル(ナイスガイ!)がそでに引っ込んでしまい、ドラムの人が「ごめん、彼はおしっこしたいんだよ(英語)」とか言っていました。
それで代わってミッキーがメンバー紹介をしたり、ミッキーが曲順を間違ったりといったハプニングもありましたが、ほんとに「PARTY」の名にふさわしい、楽しいおまつりでした。

DJの人が、「今回のイベントをどんな風にしたいかミッキーに聞いたら、彼は一言、『CRAZY!』と言ったんだ」と言っていました。
ありがとうミッキー。
ほんとにクレイジーに、何もかも忘れて楽しめたよ。
こんな風に楽しめるなんて思ってもいなかったから、ほんとによかった。
ほんとに楽しかった!!


状況が変わったわけではないから、明日からまた、私にとっては試練が続くでしょう。
でも、こうやって、泣いたり笑ったりしたこと。
そういうことが、これからの私を助けてくれるのだと思います。

帰り道、「がんばるぞ!」と言ったら、友人ちまが「いやがんばらなくていい」と即答してくれました。
そうだ、がんばらない、けど、ちゃんと「生きてやる」。
その大切さを、ちゃんと私はおぼえてゆこう。
by sima-r | 2008-05-07 00:45 | クロマニヨンズ!
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日々思うこと。

by sima-r
るい 33歳女子。
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