ザ・クロマニヨンズライブ@さいたま市民会館おおみや
ケイブパーティツアー、ついに最終日。
11月に初めて中野で彼らを見たときは、この日が来るのがなんだか信じられないくらいだったのに、時間はちゃんとすぎているのだな。 当日、友人ちまと大宮駅集合。 ちまたんは突然髪が50センチくらい伸びてかわいくなっていたので(もちろんエクステ)、「マーシーは長い髪が好みなんだ?」とか言っていじめて遊ぶ。 市民会館はけっこう遠くて、ちまたんの地図を頼りにきょろきょろしながら向かう。 でも、途中から突然皮ジャン人口とかケイブTシャツ率が高くなり、全然迷わずに行けました。ブラボークロマニヨン人! 席は12列、いちばん右の壁際。 ここの会館の壁って、なんか固くてデコボコしてるのでした。 こ、これは熱狂して腕を振り回したら、腕がすりおろされてしまう・・・!! そして足元は狭い。しかも端っこなので段差もあって、下手すると転ぶかも?というゾーンでちょっと怖かったです。 3人がけ席で、隣はどんな人たちが来るのかな?と思っていたら、若いきれいなお母さんと、たぶん4歳くらいの女の子が来ました。 うらやましすぎる!4歳でロックの洗礼だなんて!! でも、暗いし音も大きいし大丈夫かな?と思っていたら、ライブの間その子はちゃんと席に立って、こぶしを上に上げてました。 いいなあ、かわいいなあ!! そして前説のお兄さん登場。 前回の千葉、私は電車の遅延で3曲聴き逃したので、前説聞くのは渋谷ぶり。 いきなりカミカミのお兄さんに笑いのおきる会場。 そして、クロマニヨン人たちの叫び声が流れて、ヒロトたち登場! え、右から?? これまでずっと左からの登場だったのだけれど、今回は右から登場。なんか新鮮でした。 そしてギリガン、ジョニー、メガトンの三連発!! うわーん、これが聴きたかったんだよー!! 高く飛んで宙で足をぱっと広げるヒロトは、いつもながら超かっこいい。 ジョニーが始まる前、ヒロトは「ようこそ!」って言ってました。 そして、曲の最後のところを「お、お、み、や、ジョニー!お、お、み、や、ジョニー!」と歌うヒロト。 そうか、この曲が最初の方なのは、クロマニヨンズからの「来たよ!!大宮!!」というプレゼント的意味があるのだなあと、今さら気がつく東京都民。 メガトンの、「メガトンブルース!!」の連呼のところで、私はいつも「エイエイオー!」ポーズなのですが、今回も気持ちよくエイオウしてきました。もう最高。 で、最初のMCタイム。 しょっぱなから、「今日が最終日だからといって、特別なことは何もありません!」という高らかな宣言。 やっぱね、そうだろうと思っていたよ・・・。 でも、「えぇ~!」とどよめく会場。 「今え~!って言った人は、これからロックンロールがなんであるかを知ることになります」と渋く言いはなつヒロト。 「最終日だから特別じゃないんだよ、ロックンロールだから特別なんだよ!!」と。 相変わらず、ズシンとくる一言。 そして「はさんじゃうぜ」。 今回はこれがよかったなあ。 「いま力出さなければ、いつ力出すんだよと」。 なんだか、クロマニにはまってからずっと、この言葉が私を励ましてくれてた気がします。 だって、いま、こんなクロマニヨンズが好きなのに、いま力出さなくていつ出すんだ! 好きって気持ちを押さえたり、大人ぶってクールに構えたり、そういうのはもうやめだ。 好きなときは、好きなだけ好きって言う。 たぶん、今の好きは今だけだから。 タリホーで歌われるように、かたちは変わるから流れていくから、今この瞬間を、ちゃんと好きでいたいと思う。 そしてこれ、クロマニヨンズとか音楽とかだけじゃないよね。 全部に言えることだよね。 刹那主義とかそういうんじゃなくて、いま目の前にあるものを大切にすること。 「レフュージア」。 これも、今回よかったなあ。 冒頭のドラム、CDよりも強い。ズッ、タン、ズッ、タン、ってとこ。 ライブだと、カツジの存在感が強くていいですね。 千葉の時にも思った土星の最初のタイコのとこも、やっぱ今回も強くてかっこよかったです。 叩き方を変えたのかそれとも機材が変わったのか、素人の私にはわからないけれど。 ヒロトは、「レフュージア」という言葉の繰り返しのところ、いつもと歌い方変えてた気がします。 ちょっと押さえ気味な感じで、曲の雰囲気に合ってました。 そして、全国のヒロトスキーの皆さんお待たせいたしました! 「ロージー」&「ゴーロマンス」、ヒロト・セクシー・ラインのお時間です!(笑) もう、ほんとこの流れ大好き。かっこよすぎる!! 今回はロージーの途中でマーシーが持ち場を離れてヒロトのとこ行って弾いてました。 もう、なんすかこの2ショット!!! 赤いライトに照らされた二人があまりにかっこよくて、なんか正視できないくらいでした。 そして「ワラ」のところで片手でのどを押さえて、片手を前に伸ばして何かをつかもうとするヒロト。 友人ちまの千葉のレポで、「ワラ」は「WATER」のことだ!という見解を読んで、そうだったのか、と腑に落ちた気がしました。 そうか、ロージーは物語なんだ。 ヒロトの中に、ある物語があって、だから他の曲とちょっと違う感じがするんだな。 なつかしい感じのメロディ。 ギターソロも他とは全然違う印象だし。 そして、主人公がいる歌だから歌い方も違ってくる。 ロージーでは、演じるように彼は歌う。 ああ、その物語を知りたい、知りたいなあ!! 「ゴーロマンス」は・・・ああ・・・あんまりおぼえてないです。 なんせキチガイになってたもんで・・・。 やっぱああいう曲は、ライブで聴くと燃えますなあ!! で、ここで予定外のMCタイム。 「いろんな楽しみ方があるけど、今日はみんな大きい声で歌って踊ってってください!」 「・・・と言っておいてなんだけれど、次の曲では、俺が次の曲のタイトルを言ったらやる気のない返事をして下さい!」 というMC。 「むしむし軍歌」の最初の「おーい」はやる気のないコールで、というリクエストは、横浜でも渋谷初日でも言っていたけれど、あれれ、もうむしむしだっけ?と思っていたら! カツジ、手を振ってる。 ん?お客さんに手を振ってるのかな?珍しい、と思ったら、それはヒロトに向けての「曲順違う!」というサインだったのでした。 俺曲順間違えた!?と焦るヒロト。 「ここはMC入れるとこじゃなかった!」と言うヒロト。 わー、なんか得した気がする!かわいいなあ。 指をくるくる頭のへんで回しながら、「ゴーロマンスやって、そうだいっぱい踊ったよね、で・・・」と記憶をたどるヒロトに、マーシーが 「じゃーん!!」 と、「ワハハ」のキーを鳴らしてあげてました。 「そうだ、ここでキーもらうんだよ!」とほっとするヒロト。 「あと何曲か後に、さっきとまったく同じことを言うけど、初めて聞いたみたいな新鮮な気持ちで聞くことが、この会場のみんなならできるはずだ!」という言葉に笑い声のおきる会場。 そのとき、会場の左の方から「そんなの関係ねえ!」という男の人の声が響いて、ヒロト、笑った。 「ありがとう、助かったよ」って言ってた!! グッジョブ!!その男の人!! そして始まった「ワハハ」。それから「うめえなあもう」だっけ? その後にもう一度、「みんな、今日は大きな声で歌って踊ってってください、でも・・・」と、ほんとにさっきと同じMCではじまった「むしむし軍歌」。 今回の「おーい」は、過去最高のやる気のなさ。 あの会場にいた人、みんなグッジョブ!!ビバ大宮!! 「MC間違えたことなんて帳消しになったところで踊れる曲を」、ということで「こたつねこ」。 私はこの曲、実はわりと印象薄いんですが、マーシー好きな友人ちまが「こたつねこはマーシーが楽しそうだよ!」と言っていたので、マーシーに注目。 右手を素早くぴーんと伸ばして弾くところがあって、あれは楽しそうだなあと思いました。 その後だったかな、ヒロトが「愛してるぞー!!」って言ってくれたのは。 2回くらい言ってヒロトスキー達の心をわしづかみにした後、「好きとはかぎらないけど」と落とすのもいつもどおり。 「だってよく知らないし」とも言っていたな。 ヒロトの、「好き」と「愛する」をきちんと分ける考え方が好きだ。 安易に使ってしまいがちな言葉を、ちゃんと大事にしているのだなと思う。 「嫌いな人だって、愛することができる」という言葉。 すごいな、ほんと、かなわないこの人には。 で、「愛…」とつぶやいたヒロト。 「愛は…土星を救う!!」と言ってから、「土星にやさしく」のはじまり。 なんか、このへんで私何かがぷつんと切れて、すっごい自由な気持ちになった。 超自由!! どこまでも踊れる!!飛べる!! ワッショイ!のとこで力いっぱいジャンプするのが大好きです。 そのあと「キラービー」と「グレート」かな? ここで、ちょっと心配になったこと。 ヒロト、キラービーのとき音取れてなかった。 「おーまーえのー」から始まる小節のとこ、1番2番ともずれていました。 そのたびにドラム前まで戻って音を取ろうとしてるんだけど、もしかして聴こえていないのかと思って心配になりました。 ここのとこライブスケジュール過密だったし、沖縄でもゆっくりできなかったろうし。 どうか、杞憂でありますように! それでも、その後の「夢の島バラード」は。 いつものヒロトだ。 あの私の大好きなビオラ声。 ただ、最初のキーをマーシーが弾いてみせたとき、ちょっとマーシーが気遣わしげだった気がする。 私の思い込みかな、気のせいだといいんだけど。 マーシー、いつもあんなふうにヒロトを見ながらキーを出していたっけ? でも、そんなの吹き飛ばすくらい、ヒロトの歌は最高でした。 そうして「ゼロセン」。 クロマニヨンズ最強の「おしり・フリフリ・ソング」!! (ちなみに次点のおしりフリフリソングは「うめえなあもう」だと思います) 「スリルの上で宙返り」のところで、逆光になった前の方の客席の人が、ハンカチをくるくる回してるのがシルエットで見えて、あれ、いいなあと思いました。 そして、「タリホー」、「紙飛行機」。 紙飛行機でヒロトがめちゃくちゃ手を振ってくれるので、うれしいやら寂しいやら。 スイスイスララのところで、ヒロトが手をかざしてゆっくりすべらせる、あの仕草が好きです。 そしてストンプ。 飛んで叫んでギャーっとなってキチガイになる、最高潮。 そしてストンプ後の去り際、マーシーが「またねー」って言ってTシャツ脱いで、客席に投げていました。 うわ~お、誰だもらった人!!! そしてアンコール、「いきなりくる」「くじらなわ」。 くじらのとき、「この曲はファーストアルバムの中の有名な曲で」、とヒロトが説明して、ちょっとその言い方が面白かったので客席が笑って、「なんで笑うんだよ」とヒロトも笑っていました。 「大宮にまつわる3文字の言葉を募集しています!」という言葉に、まず上がったのが「三沢」。 「三沢は越谷の人だろ、越谷と大宮はそんなに関係が深いの? でもまあいいや、お前言いたそうだから」と採用に。 で、三沢についてのヒロトの解説。 「三沢は、汗が目に入るとこうやって指でぬぐうんだよ。で、エルボーなんとかがすごいんだ」とか言って実演して見せるヒロト。 横浜のときの「三沢」コールを思い出して笑ったなあ。 あと、最前列の人がタイガースのユニフォームを着てきてたらしく、「それ作ったの?」と言って「よかったね」と微笑むヒロト。 そのあとが、「鉄道」!! ヒロト、はたと手を打って、「そうか、鉄道博物館ができたんだよね!」と言って、「てー、つー、どう-」は言いにくいから「電車」にしよう、と言って採用。 渋谷二日目の、2階席の小さな男の子!! 君がひっぱりたかった「でんしゃ」、ひっぱったよ!!よかったね!! そして3つめは「氷川」。 そうか、氷川神社があるから?と言って採用に。 でも、「明日になったら何ひっぱったか忘れちゃいそうだけど、いいの?」とその人を見て、「よかったね」と言うヒロト。 もうなに~?なんでそんな優しいんだヒロト!! で、チブ。 市民会館は照明がしょぼいのはよくわかりました。 でも、曲は相変わらずものすごいテンション!! どんどん早くなっていく曲、3周目のところでヒロトが「行くぞー!!!」と叫んでいました。 もう、このへん記憶ナッシング。楽しくて!! ラスト、「あさくらさんしょ」。 「わかったんじゃない思い出したんだ」って、いつ聴いてもぐっと来る。 ここは、ここだけはもう、超合唱。 合唱バカと呼ばれてもいい。 照明が客席の方まで少し照らすから、それまで真っ暗だった客席が、すごく盛り上がってるのがわかる。 振り上げられた手、手、手。 みんな飛んでる、みんな歌っている。 ありがとうって、言いたかったんだ。 もう、曲もリズムも関係なく、ただそう伝えたかったんだ。 脇腹はすごい痛かったし、足もいつつるかわからなくてへとへとなんだけど、それでも。 ありがとうだけは言わなくちゃ。 あの、最高の人たちに言わなくちゃ。 曲がすべて終わってしまって、メンバーが前列の人たちとハイタッチしている時。 警備の人たちは、みんな黙認していた。 あとからあとから走っていく人たち。 私も、12列目だったけれど走っていた。決断は早かった。 最前列まで、眩しいライトで照らされたあの人たちのところへ。 そうして握ったヒロトの手。 ヒロトの手は、あたたかかった。 思ったより指が太くて、ちゃんとそこにいる感じがした。 時間にして2秒くらい? 離したくなかったけれど、ヒロトから手を離すことはしないでいてくれて、それは中学2年に戻ってしまってる私には、もうそれだけで十分な優しさだった。 ずっと夢見ていた。 ヒロトとハイタッチできることがあったら、「大好きだよ」って言おうと思ってた。 でも、いざそのときになったら、私は「ありがとう」しか言ってないのだった。 何度も何度も、ありがとうありがとうって。 そのときにならないと、ほんとに言いたい言葉って出てこないのかもしれない。 私は、何よりも彼らに、「ありがとう」って言いたかったのだな。 最終日だから、泣いてしまうかと思っていた。 でも泣かなかった。 ほんとに楽しかった。 こんな最高の人たちと、最高の時間をすごせた幸せ。 最高の季節をありがとうって、今も言いたい。
by sima-r
| 2008-02-02 00:32
| クロマニヨンズ!
|
るい 33歳女子。
<家族> 夫 (スペハズ) 息子(ピースケ) 猫 (おひげ) 今日のピースケ
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