この街で
昨日は、初めての三種混合の予防接種へ。
三種混合は全部で4回受けなくてはならないので、その初回だった。 小児科は、アレルギー科も併設の小さな医院。 いちばん近いのだけれど、それでも徒歩30分だ。 行きはタクシーを使ったけれど、帰りは歩いてみたら膝がものすごく痛くなってしまった。 指も手首も腰も足も痛いし、子育てしているとあちこち痛くなるものなんだなあ~。 今の家は、最寄り駅まで徒歩35分もかかる不便なところだけれど、周囲は畑ばかりののんびりしたところだ。 夫と下見に来た時に、二人ですっかり惚れ込んだこの街。 家からコンビニへは徒歩で10分以上なのに、野菜の無人販売は徒歩圏に7軒もある。 小川が流れ、道を歩けば鳥がたくさんいる。 野鳥が多いのも、うれしいことのひとつだ。 この間、とても暖かかったのでピースケを抱いて散歩に出かけた。 20分くらいの間に見られたのは、スズメ、ヒヨドリ、キジバト、セグロセキレイ、メジロ、ジョウビタキ、ツグミ、コサギなどなど。 きっとまだまだいるんだろうな。 いずれ庭に餌台を作るぞ! 自然がいっぱい、だけど不便。 こんなところに住もうと思ったのは、やっぱり子供ができたからだった。 自分が子供のころ、畑の多い都下の街で育った。 野鳥の観察も、食べられる野草も木の実も、みんなそこで学んだ。 同じことを、子供に経験させてあげたい。 駅近だのコンビニ至近だのは、大人になったら簡単に選べる。(狭くて高いけど) でも、土の匂いを、草いきれを、大人になってから選ぶのは、かなり意識しないとできない。 裸足の指の間を通る泥のぬくもり、摘み取った草の汁と汗の匂い。 日向に捨てられた大根葉の匂い、野焼きの煙。 笹笛の音、木登りした手のひらの熱さ、木の下には秘密基地。 感傷の押しつけかもしれないけれど、それをピースケが選べると思うだけで、私はなんだかもう一度自分が生き直せるような気がするのです。
by sima-r
| 2010-01-27 20:36
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るい 33歳女子。
<家族> 夫 (スペハズ) 息子(ピースケ) 猫 (おひげ) 今日のピースケ
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