生活チープサイド

生きていないと

子供が産まれてからよく思うこと。

最近、光市の事件を、よく思い出す。
あの、18歳の少年が23歳の母親を強姦して殺し、11カ月の子供も殺害した事件だ。
あまりに残酷な事件だったし、どうしてこんなことが起きてしまったのだろうと、本も何冊か読んだことがある。

もうひとつ思い出す事件は、病気の母親がトイレで力尽きて亡くなってしまい、残された1歳の子供が布団の上で餓死してしまっていたという事件。
布団の周りに、お菓子の袋や砂糖の袋まで散らばっていたと聞いて、何度思い出しても涙が出る。
どちらの事件もずいぶん前のことになってしまったけれど、子供が産まれた今、それらを思い出すとあまりにも辛い。

お母さんが殺されてしまって、動かなくなって、どんなに怖かっただろう。
泣いても泣いてもお母さんが抱っこしてくれなくて、どんな思いをしただろう。
おなかがへって、のどが渇いて、どんなに、どんなに辛かっただろう。
これを書いている今も、そう思うと涙が止まらない。


そして思う。
私は絶対に、生きていないといけない。
病気も怪我もしないで、ピースケのそばにいよう。
ピースケがいつか母親を必要としなくなるまで、私は何があっても生きよう。生き残ろう。
それくらいしかピースケにしてやれることがなくても、ピースケを守るために、私は自分のことも守らなければいけないんだな。
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# by sima-r | 2010-07-10 13:07 | Maternity

使えない図書館

最近は本ばかり読んでいる。
中央図書館が徒歩10分くらいのところにあるので、ベビーカーに本の入ったカバンをぶら下げて出かけている。

でも、この図書館が、もう、使えないったら!!

中央図書館というからにはこの町でいちばん大きな図書館なのだけれど、まず、本が全然ない。
あっても(スペースの関係で)ほとんどが書庫にあるので、わざわざ検索して図書館員に取ってきてもらわなければならない。

私は、何度も書いてきているけれど子供の本が好きだ。
図書館は、子供時代の私にとっては住処みたいなものだった。
家の近くの図書館は普通の図書館だったけれど、今思うととても品ぞろえが良かった。
天井近くまである本棚に、まだ読んだことのない本がたくさんつまっていてわくわくした。

しかし、最近の図書館の児童書コーナーは、本棚がのきなみ低い。
高さが腰くらいまでくらいしかない。
そうすると、当然置場がないから本が書庫にしまわれてしまう。

大人ならいい。
これまでたくさん本を読んでいて、著者名などで検索して探せるんだから。
でも、まだ本を読みなれていない子供には、私は本を物理的に目の前でどっさり見せることが大切なんじゃないかと思う。

たとえば、アーサー・ランサム全集。
たとえばドリトル先生シリーズ、怪盗ルパン。
そういう、10冊以上の長いシリーズが、本棚にぎっちり詰まっているのを見ないとだめだ。
シリーズのほんの1冊だけを申し訳程度に書棚にさしているのでは、その本の後ろに、たくさんのわくわくするものが隠れていることがわからなくなってしまう。
ましてや本が図書館にあるのに書庫にしかないのでは、その本の存在を知らない人は一生その本を目にすることはないだろう。

こんな風に思ったのは、昨日、リーネ・コーバベルの『秘密が見える目の少女』の2巻を読みたくて探したら、1巻と一緒に書庫に入っていることがわかったからだった。
この本は装丁と題名が子供っぽいので大人はなかなか手に取りにくいけれど、すごーく面白いのだ。
人の秘密を目を見ることで暴くことができる「恥あらわし」という力を持つ少女が主人公で、ストーリーはもちろん面白いのだけれど、文章が素晴らしい!
ファンタジーは、いかにその世界をリアルに描けるかが勝負だと思うのだけれど、この作者はそれがとてもうまいと思う。
特に、馬についての描写がいい。
世話や乗り方など、ちゃんと馬がまっとうに扱われている。
そういうことがおろそかにされないので、登場人物の日常がよりリアルになる。

コーバベルの本は、まだこの2冊しか邦訳されていない。(ちなみに訳は『長くつしたのピッピ』の木村由利子さんです!)
だから、その2冊が図書館の書庫にしまわれていたら、それを検索して借りる人はとても少ないのではないだろうか。
こんなに面白いのに!!

本棚がせめて肩までの高さになれば、書庫から出せる本はずいぶん増えるだろう。
誰にも読んでもらえない本ほど悲しいものはない。
どうか、本を読む楽しさを、できるだけたくさんの子供が知ることができますように。
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# by sima-r | 2010-07-09 10:13 | Days

母のことを思い出している。

母が死んで2年。
もうずいぶん泣かなくなったけれど、あのとき咲いていた花だとか、病室で聴き続けた音楽だとか、思い出すきっかけは多い。

アジサイは切り花にすると、茎の皮を上の方まで剥かないと水が上がらなくてすぐ枯れてしまう。
そんな、病院でおぼえたささやかなこと。
あのときは、花にまで願をかけていたな。
どんな小さな迷信でも、手の届くもの全部にしがみついていた。
なりふりなんて、かまっていられなかった。

戦争、だったのだと思う。
2年前、母が末期がんだとわかったとき、私たちの世界は一変した。
「一変した」なんて書くと普通に読み流されてしまいそうだけれど、ほんとうにがらりと、生きる世界が変わった。
それはたぶん、ある朝目覚めたら戦争が始まっていた、のと同じくらいの変わり方だった。
それまでの常識は通じなくなって、「生きる」ことが最優先になった。

あのときの一日一日が、一年にも二年にも感じる。
たった一日の記憶を、私は一生思い出すだろう。
一生泣き、一生笑うだろう。
母と過ごせる時間はもうなくなってしまったけれど、一生分のその時間を、全部あの4ヵ月半に経験したのだろう。

早く逝ってしまうことを、恐れることはないのだと思う。
早く逝く人とその家族には、きっとその分だけ世界が違って見える。
時間の神様が、特別に濃い時間をくれる。
苦しい時間も、流した涙も、おいしいものをいっしょに食べたことも、咲いていた花も、感じた風も、一生分の重さで残っていく。
それで悲しみが減るわけではないけれど、死ぬことはけして悲劇ではない。

どうか、今、家族と大切な時間を過ごしている人たちが、たくさんの思い出を残せますように。
どんな小さな思い出も、一生分の光になる。
その光を持って、私は泣き、笑い、これから先も生きていけるのだと思う。
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# by sima-r | 2010-07-03 10:01 | Mother

6月の読書

今月はひたすら本を読んでいた。
上橋菜穂子にはまったのと、ハリーポッターをついに読破したのと。

上橋さんの作品は、どの作品も骨があって面白かった。
ストーリーももちろんなのだけれど、乱闘シーンというか、どう剣が来てそれをかわして斬りこむか、みたいな殺陣の動きの描写が女性なのにうまいなあと思う。
『狐笛のかなた』みたいな和製ファンタジーをもっと書いてくれたらいいなあ。

そしてハリポタ。
不死鳥の騎士団まで読んではいたのだけれど、謎のプリンスを読んだら1から読み直したくなって賢者の石から一気に再読。
再読して、よかった~!!!
すっごくすっごくすっごく面白かった!!!
これまでずっと「どうも詰めが甘い」「学校の設定だけで読ませてんな」と思っていたのだけれど、いや、これは最後まで読まないとだめでした。
最後にすべての謎が解け、これまで甘さと思っていた部分がきちんと決着をつけられる。
ほんとに感服した!!

私は、小説を書くということは「終わらせることができる」ことだと思っている。
ある程度の能力があれば、誰でも面白い「シーン」を書くことはできる。
でも、「シーン」は「ストーリー」じゃない。
どんなに壮大なシーンが書けたとしても、それに決着を付けられなければ、それは物語にはならない。場面でしかない。
(もちろん、偉大な未完作品はたくさんあるし、大好きな未完作品もたくさんあるけれど)

J・K・ローリングは、ほんとにびっくりするくらい、話をうまく終わらせた。
これはほんと、読めてよかった。
最初の方を読んだきりばかにしてた自分は、もったいないことしてたな~。


さて、せっかくファンタジーづいてるので、7月もいろいろファンタジーを読みたいです。
スーザン・クーパーとロイド・アリグザンダーの未読作品を借りてきたので、期待がかかります!

■6月に読んだ本 33冊

◎上橋菜穂子の本
『狐笛のかなた』「あわい」の設定がナイス。狐の愛!
『精霊の木』 荒削りなSF
『精霊の守り人』バルサがかっこいいわけです
『闇の守り人』 バルサの過去が明かされるわけです
『夢の守り人』 トロガイ結婚できてたなんて
『虚空の旅人』 チャグム独り立ち!
『神の守り人』1~2 神に憑かれた少女
『蒼路の旅人』 チャグム罠にかかる
『天と地の守り人』1~3 チャグムえらい
『流れ行く者 』 守り人番外編
『獣の奏者 闘蛇編』 面白い!!
『獣の奏者 王獣編』すっごく面白い!!

◎ハリポタ
『ハリー・ポッターと賢者の石』 学園ファンタジー
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 ジニーあやつられる
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 シリウスあらわる
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 つめこみすぎ
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 うわーん!!
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 うわーんうわーん!!
『ハリー・ポッターと死の秘宝』 うわーんうわーんうわーん!!!

◎その他
『風神秘抄』荻原規子  鳥彦王!!
『鹿男あをによし』万城目学 ラストは役得ですな
『テレビの中で光るもの』銀色夏生 テレビって面白いな~
『ドバイの砂漠から』銀色夏生 砂漠でバーンの写真が見たかった
『決めないことに決めた』銀色夏生 つれづれはほんとに面白いな~  
『“文学少女”と死にたがりの道化』野村美月 紙を食べるのが面白い
『“文学少女”と飢え渇く幽霊』野村美月 文学ウンチクは楽しいが、ストーリーは稚拙

■6月に読んだまんが 1冊
『ちはやふる』9 末次由紀  太一~~!!
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# by sima-r | 2010-07-01 18:37 | Books

ナチュラルな人たち

最近考えていること。

ナチュラルなものがいいわけじゃない。
自然だから良いわけではない。
あまりにそういうことばかり言う人は、ちょっと違うのではないかなと思った。

出産直前に私が怒りまくっていた自然分娩を礼賛する人もそう。
それ以外でも、昔の日本を必要以上に美化したり、農薬を使った農業を批判したり、沖縄の基地問題なんかも「絶対国外で」と主張したり。
「正論」ばかり言う人は、どこかかたくなで、視野がとても狭いのだなあと思う。

その視野の狭さに、その人たちだけが気づいていない気がする。
それどころか、そういう人たちは、「自分はナチュラルな思考を持てる自由で視野の広い人」だと思っているように感じる。
そういう人と話をするのは、とても難しい。

この間、銀色夏生さんのエッセイの中で、「昔の日本の古いものを礼賛する人がいるけれど、日本人は古いものを大切のするのと同じくらい新しいものが好きなんだ」というようなことが書かれていて、なるほど~と思った。
寺も好きだが、ペッカペカの新築マンションも大好き。
そういう民族なんだよなあ、日本人て。
寺だって、最初に建った時はきっとペッカペカだったと思うのだけど。

私だって、手作り石鹸大好きだし、コスメはついナチュラルなものを・・・と思ってしまったりするけれど、それがいちばん!とは思わないようにしよう。
ひとつの価値観でしかものを見られない、つまらない人間にはならないようにしよう。
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# by sima-r | 2010-06-19 08:07 | Days

ぐるぐる

今日は、メイクアップアドバイザーであるよっちゃん主催のメイクの講習へ。
最近、メイクどころか化粧水すら全然つけていなくて、女子力が底辺まで落ちている私。
心を入れ替えて、少しはきれいになる努力をしないとなあ。
子供ができたことを、おしゃれでないことの免罪符に使っちゃいけないな。
友達の働く姿を見られて、それがとてもいきいきして素敵で、幸せな気持ちになった。

***

最近ずっと、なんだか暗い気持ち。

今、私は自分に自信がなくて、無価値に感じてしまっている。
自分はとても印象が悪くて、魅力的でない気持ち。
才能もなく、スキルもない。
おしゃれでもなく、トークも上手じゃない。
なんだかすごく、八方塞がりな気持ちだ。

そんな風に感じてしまうのは、児童館に行き始めて、ママ友さんたちとの初対面ラッシュが始まったからというのもある。
初対面って、ただでさえ疲れる。
うまくしゃべれなかったり、空回りしてしまったりして自己嫌悪になる。
初対面なんてみんなそういうものだとわかっていても、人にどう思われるか?と思うのって、ほんとう~に、疲れる。

そして自信がなくなってしまったのは、仕事のことだ。
今は育児休暇中で、いずれ仕事に復帰するつもりでいたけれど、最近迷いが出てきてしまった。
ピースケと離れたくない。
ピースケが私を必要としているのに、まだ言い聞かせることもできないうちに保育園に預けて働くのが辛い。
だから、保育園に空きがないことを理由に、仕事を辞めてしまおうかと思った。
お金だけのことなら、ピースケが3歳くらいになってから転職すればいい。
それまでは、貯金はできないけれど、なんとかやっていくことはできる。

でも、そこで転職をしたら、私にはいったい何が残るのだろう?
特にスキルもない私は、次の職場にいったい自分の何を売るのだろう。
これまで私がやってきたことは、いったいなんだったんだろう。

母親になって、仕事に行かなくなって、まったく新しい人間関係に投げ込まれて。
世のお母さんたちの誰もが通る道なのだろうけれど、なんだか地味に暗い気持ち。
こういう気持ちは、みんなどうやって消化しているんだろうな。
時間がたって、子供が育って、それと一緒に気持ちも成長していくのかな。

今はとにかく、ぐるぐるとした気持ち。
早くこの気持ちに、流れができてくるといいな。
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# by sima-r | 2010-06-10 17:52 | Days

電撃バップ!

このところ、別ブログの方ばかり更新しています。
そちらでは、その日の食事とピースケの肌の調子だけを記録していくつもりなのだけれど、そうしたらここに書くようなことはなくなってしまった感じ。
こっちと合体しようかな…。
まあ、しばらく続けてみます。

maruさんから、クロマニヨンズのペプシのCMを教えてもらって、ついつい何度も見てしまう私。
はあ~、かっこいい!!
しかも歌ってる曲が、ラモーンズの電撃バップ。
嬉しいなあ~。

来週の下北沢のライブ、土曜日だからピースケを夫に任せて行けるかも!と、チケットを取ろうとしたけれど惨敗。
行きたかったなあ~。
どうかまた、土日にやってくれますように。
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# by sima-r | 2010-06-08 22:40 | Days

近況

今日は、夫がピースケを見てくれている間に美容院へ。
近場で済まそうかと思ったけれど、伸び放題で始末におえないこの頭は、ゴッドハンドじゃないとどうにもならない…と思い目黒まで。
5年来の付き合いの美容師さんに、できるかぎり短くとのリクエストで、見事にオカッパにしてもらった。

短くしたかったのは、いまだに平日はほとんど髪が洗えないため。
ずいぶん暖かくなったから、脱衣所にピースケを待たせて自分の洗髪もできるようになったけれど(冬は寒いから待たせられず、平日は頭を洗えなかった)、なんだか落ち着かないので洗わずじまいもしばしばだったのだった。
これで少しは女子力が上がったかしら…。

そして、ここ数日は読書三昧。
ピースケは抱っこしているとよく昼寝をしてくれるので、抱いたままずっと読んでいる。
今は上橋菜穂子の守り人シリーズを遅ればせながら読んでいるところ。
ただいま5巻。
早く続きが読みたいので、明日は午前中に図書館に行こうっと。

ピースケの肌は、最近はすごくよくなってほとんど赤みもなくなった。
ときどき目をかいてまぶたから赤くなることもあるけれど、ジュクジュクにならず1週間くらいできれいに戻るようになった。
体の乾燥も、プロペトをこってり塗ったら改善されてきた感じ。
このまま落ち着いてくれたらいいなあ。
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# by sima-r | 2010-06-06 22:58 | Days

児童館デビュー

5月から児童館に行ってみている。
子供ができて初めて知ったけれど、今はいろんなサービスがあるんだなあ。
ベビーマッサージを教えてくれたり、布のおもちゃを作ったり、手遊びやわらべ歌をして遊んだり。
ゼロ歳児からでも楽しめるように、毎月いろんなイベントが各児童館で行われている。

でも、当然ながら、行くとほかのママさんたちと顔を合わせるわけで。
ひさびさに、入学したての新入生の気持ちを味わっている。
ああ、初対面って、疲れる~。

私ひとりのことだったら、別にもう新しい友達もそんなにいらないのだけれど、ピースケのことを思うと、あんまりぶっきらぼうにもしていられない。
かといって、最初に頑張りすぎると自己嫌悪になるのは経験上知っているから、ほどほどに・・・と思うのだけれど、それでもやっぱり疲れてしまう。
なんだか、地味~に自己嫌悪。

まあ、先は長いのだ。
中学校なら3年しかないけれど、今はその何倍も時間があるのだ。
焦らず、ゆっくりいこう。
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# by sima-r | 2010-06-01 10:44 | Maternity

【口蹄疫】現場の声を読んで

宮崎の口蹄疫について。

現場の声を読んで、涙が止まりません。
何かできることはないんだろうか。
募金くらいしかできないでいる自分がもどかしくなります。

犯人探しなんてどうでもいい。
とにかく、一刻も早く、この災禍が終息しますように。

そして、宮崎ものを、皆さん、食べましょう、買いましょう!!

‐‐‐‐‐

川南の畜産農家の方のブログ

殺処分された農家の方の悲鳴

 ↓以下貼り付けます。
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# by sima-r | 2010-05-24 14:13 | Animal



日々思うこと。
るい 33歳女子。
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夫 (スペハズ)
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今日のピースケ
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