生活チープサイド

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祈りの花2

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花を見たら祈ろうと決めた。
今日の槿(むくげ)の花。

月命日という言葉を知る。
そうか、だからか。
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by sima-r | 2008-08-31 23:59 | Days

祈りの花

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母が死んで10日目の日のサルスベリの花。
零れ落ちそうになりながら、応援してくれていた。
ほんとうに、声が聴こえてくる気がした、熱い夏の日ざかりの道で。



この花を、家族の病気と戦っている友人Cと、いま、膀胱がんに苦しむマサルさんに捧げます。
どうか、すべての祈りが、いちばん良いかたちでその人に届きますように。
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by sima-r | 2008-08-30 10:31 | Days

回復と想像力について

伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』読了。

ようやく、「母は死んだのだ」と、頭の切り替えができてきた気がする。
そのきっかけが、伊坂の本を読んだことだ。
いや、伊坂でなくても、「小説」を読んだことが、私にとってはある転機だったのだと思う。

母の状況が厳しくなるにつれて、本がどんどん読めなくなった。
読む本といえば、がんの本、ホスピスの本、死生学の本ばかり。
気持ちが追いつめられるにつれ、小説がまず読めなくなった。
そしてまんがも読めなくなり、音楽しか聴けなくなり、やがて何もできなくなった。
どん底まで行った。

それと同じ順で、私は回復しているのかなと思う。
最初に音楽がやってきて、まんがを読めるようになり、そして小説を読みたくなった。

小説は、想像力だから。
たぶん、人は追いつめられると「想像力」をなくしていくんだと思った。
生きるだけで精一杯になったとき、現実を処理するだけで手一杯になったとき、人は想像力をなくすのだと思う。
動物が極限状態になると、まず生殖能力をなくす。
女なら生理が止まり、男なら不能になる。
それと同じで、たぶん心では、想像力が切り捨てられるのだと思う。

だから、小説を読む、ということは、私にとってほんとうに大切な儀式だったのだ。
読み終えてわかった。
この、何かを取り戻した感じ。
自分の手が帰ってきた感じ。
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by sima-r | 2008-08-30 10:25 | Mother

スピードとナイフ

昨日はクロマニヨンズ新曲「スピードとナイフ」発売日。
いい年ぶっこいてステッカーが欲しくて、タワレコに急いで無事ゲット!



前の曲「エイトビート」は、母の闘病時に私を支えた言わずもがなの名曲ですが、これは別れの歌。
 
 変わらないものなんて何ひとつないけど
 変わるスピードが違ったんだな

のとこ、いいな。
「エイトビート」のときのようにガーン!とはならないけど、なぜだか何度も聴いてしまう。
自分に言い聞かせるみたいに。
そう、スピードが違ったんだな。
私には、自分のスピードがあるんだな。
そう思える曲でした。

で、初回特典のDVDのライブ映像は、7/5の赤坂でのライブから「ヒャクレンジャー」「エイトビート」「レッツゴー宇宙」の3曲。
もうもうもう!!
私、やっぱヒロトがすきだ~!!
エイトビートんときの、ハープ吹いてるとこ!!
好きすぎる!!

エイトビートは、私が5/3に初めて聴いた時より歌い方がこなれていました。
でも、あのときのエイトビートが、私にとってはベストだったなとも改めて思いました。
あのとき、ヒロトは、「エ・イ・ト・ビート」とスタッカートで歌いながら、周りを眺め渡して心臓の上を叩いていたから。
あの日が、あの曲のライブ初披露だったから、それだけ「届けよう」という気持ちも強かったんじゃないのかな。

ブルーハーツのときにカリスマに祭り上げられてから以後のヒロトとマーシーは、ハイロウズでそれをぶっこわし、さらにそれもぶっこわしてクロマニヨンズとなり、どんどん原始的になっていってる。
どんどん、カリスマになることを拒否しているように見える。
歌に意味を持たせすぎることを、否定してるように見える。

でも、だからこそ、意味を隠された曲たちが、ある場面ですごくしっくりと意味を持つことがある。
私はきっと、そこが好きなんだなあ。
そして何より「ロックンロール」であろうとする彼らの、意味なんてないエネルギーが、ものすごい力をくれるんだなあ。

しかし、今日友人ちまとも話していたんだけど、次のアルバムの意味不明さ加減ときたら・・・さすがにひどいかも!!

3rdアルバム「FIRE AGE」 10/15発売(私の誕生日翌日!)

【収録曲】
1.エイトビート         作詞・作曲 甲本ヒロト
2.ゴーゴーゴー        作詞・作曲 真島昌利
3.ぼうふら           作詞・作曲 甲本ヒロト
4.独房暮らし          作詞・作曲 甲本ヒロト
5.自転車リンリンリン     作詞・作曲 真島昌利
6.ニャオニャオニャー    作詞・作曲 真島昌利
7.海はいい           作詞・作曲 真島昌利
8.スピードとナイフ      作詞・作曲 甲本ヒロト
9.ナントカドン         作詞・作曲 甲本ヒロト
10.太陽さん          作詞・作曲 真島昌利
11.まーだーまーだー    作詞・作曲 真島昌利
12.化石とミイラ        作詞・作曲 甲本ヒロト
13.ジェームス・ディーン   作詞・作曲 真島昌利
14.ドロドロ           作詞・作曲 甲本ヒロト

なんだニャオニャオニャーってのは!
全体にマーシー・・・やる気がないぞー!
でもどうせ買っちゃうしツアーも行っちゃうんだけど!
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by sima-r | 2008-08-29 01:32 | クロマニヨンズ!

大切な友人へ

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今日、とても不安な一日をすごしただろう君へ、
いちばんきれいな花をあげる。




君の願うことが、何もかもすべてうまくいきますように。
祈りは、必ず届くから。
私のために君が祈ってくれたり、してくれたことを、
私は忘れないし、一生覚えているよ。

何もかも、うまくいく。
どうにか、なるようになる。

きっとだよ。
ほんとだよ。
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by sima-r | 2008-08-27 20:45 | Days

Music From Big Pink

やっぱり、仕事は精神安定にいいのかもしれません。
仕事復帰3日目、やっと食事がまともに食べられるようになりました。
昼食の仕出し弁当は揚げ物なども容赦なく出るので(しかもこの物価高だし)、揚げ物もなんとか食べられるようになりました。

母がどんどん食べられなくなったとき、私も食が細りました。
母が食べたがらないものは、私も食べられなくなりました。
まず揚げ物がだめになり、肉がだめになり。
主食の白飯が食べられなくなり(これは今も少し続いています)、なんとか口に入るのは寿司か素麺か、という感じになりました。
母がいちばん遠い国に旅立ってしばらくは、一日に一食を無理やり食べるくらいで、あとは液体のカロリーメイトみたいなものを無理に飲んでいたくらいでした。
当然ながらどんどん痩せて、自分も膵臓がんなのかとかちょっと疑ってしまったりして。

母が旅立ってもうすぐ一ヶ月。
たまたま開いたガン患者の家族向けの本に、愛する家族を失った人のたどる心のありようが書かれていました。
そうしたら、こうやって病人と同じように食が細って痩せてしまい、自分も同じ病気じゃないかと心配するケースはとてもよくあるケースのようでした。

私は多分、母と自分を同一視しすぎたのだろうな。
私は、母と根本的なところの性格が同じで、母の思うことしてほしいことが手に取るようにわかる娘だったから。
だからこそ、自分の自我を形成しなくてはならなかったあの若い時代、母があれほど眩しく妬ましく、そしてまた疎ましくもあったのだろう。
母もまた、自分によく似た娘を手元に置きたくて、だからこそあれだけ、私たちは苦しんだのだろうな。

その因果を、解けずに終わる家族もある。
私と母は、その因果を最後に解きほぐすことができました。
それはこれまで私の人生のいちばんの課題だったから、なんだか私は、これから先どんなことも怖くないような気さえしているのです。


***

・・・ということを、今日ずっとJohnnyさんが教えてくれた「The Band」の「Music From Big Pink」というアルバムを聴きながら考えていました。

なんだか、雨みたいなアルバム。
雨の日、濡れた窓ガラスを通して外を見てる、秋か冬の日みたいな曲たち。
辛いことがあったけれど、いま自分は安全なところにいて、仲間がいて、焚き火がたかれ、肩をたたいてくれている。
そんな曲たち。
Tears Of Rage、In A Station、Caledonia Mission、The Weight、Long Black Veil、そしてLonesome Suzie。
今日みたいな雨の日、この曲たちに出会えてよかったな。
特にThe Weightは、ほんと今の気持ちにぴったり来る感じ。
私は、ほんとにすごい「Weight」を無理して持っていたのだなあと改めて思いました。

ラモーンズの明るさは、今日はいらなかった。
あれは、夏のカッと暑い日、どうにもやりきれないときに、「ぶっとばしてぶちかまして」やりたいときにはいい。
今日は雨だから、そして夏はもう終わってしまいそうだから、雨の曲を聴いて、それで私はまたちょっと元気を出すのです。
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by sima-r | 2008-08-26 23:36 | Mother

花たちへの挽歌

仕事の帰り、花屋を通りかかる。
買う気はないのに、つい花に目がいく。
母を看取った後に、残ってしまったくせだ。

母は花が好きだった。
膵臓ガンであることがわかってから、ひたすら花を求める時期があった。
私たち姉妹は、母の部屋に花を絶やさず、毎朝、母を起こさぬよう細心の注意を払い、花の水替えを行った。
そのうち、その花が何を欲しているか、わかるようになってきた。
この子はたっぷりの水が好きで、この子は花がらを摘めばもっと咲くことができる。
病状が重くなるほど、鉢植えが増えた。
鉢植えは病が「根付く」から縁起がよくないというのは知っていたけれど、鉢植えの子らの方が長持ちしたし、花の声も大きい気がした。

水をやり、枯れた葉を取りのぞき、花がらを摘み、ときに液肥を与え。
私はいつか、彼らに願さえかけていた。
彼らが頑張れば母も元気になるような、毎晩繰り返していた40度の高熱から、母も生還できるような、そんな気がしてきていた。

だから、大学病院からホスピスへ脱出(あれはまさしく脱出だった)したときも、そして母がいちばん遠い国に旅立って、母の闘病のために借りた部屋に帰ったときも、私は花たちを連れ帰った。
母が死んだ日、母宅に帰った私がまずしたことは、喪服の用意よりも何よりも先に、花たちを庭に植え替えることだった。
花を枯らしてはいけないという、強迫的な思いがあった。

花たちは、根付いたものもあったし、枯れたものもあった。
奇跡のように、4 度目の花期を迎えたものもあった。

はじめ私たち夫婦は、母が闘病のために借りたその部屋に移り住むつもりでいた。
しかし、我が家には猫がいるためにその部屋には住めないことになり、花たちが宙に浮いた。
来月いっぱいで引越さなければならないのに、咲き乱れる、母の花たち。


生きて咲こう、と言うあの子らを、私はこの手で引き抜き、むしり、息の根を止めるのだろう。
たくさんの蝶が訪れたあの庭を、私は剥き出しの荒れ地に変えるのだろう。
鉢植えで連れ帰る余力は、私にはもうない。

そんな未来を知らぬ気に、花たちは美しい。
目にしみるほど痛いほど、彼らは彼らの季節を生きている。

電車の中でバスの中で、あるいは通りすがりの花屋の店先で、私の目は花を追うようになった。
花たちの、無心の声を聴くようになった。
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by sima-r | 2008-08-25 21:19 | Mother

こういう日もある

一日、鬱々とした日。

昨日買った佐野洋子の『シズコさん』を、きついきついと思いながらも読了。
最後の救いがあまりにも自分に重なっていて、この本を私に勧めたOちゃんの目の確かさに感心する。

しかし、そのほかのことは何もできず。
本の発送も、部屋の掃除も。
部屋の掃除は夫が全部やってくれて、模様替えまでしてくれたというのに手伝うことすらできず。
外はずっとしとしとと雨で、天気にも関係があるのかもしれない。
それか、鬱病の薬を昨夜飲み忘れたのも関係があるかもしれない。

しょうがない、こういう日もある。
明日からは通常勤務。
ひさしぶりの早起きです。
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by sima-r | 2008-08-24 23:15 | Days

そんな休日

今日は、母宅に持ち込んでいた大型荷物を車で運び出しました。
私はゴールドペーパードライバーなのですが、いつまでも「免許持ってるのに運転できない」のはどうよ?と思い、夫に少し運転させてもらいました。
サイドブレーキの存在とか、ギアをPからDにするとか、そんな基本的なことすら忘れている私・・・。

そのまま吉祥寺へ。
ヨドバシの中のタワレコへ行った後、サンロードの本屋~パルコのリブロと本屋めぐり。
今回は、書店勤務のOちゃんに教えてもらった佐野洋子の『シズコさん』を購入。
母娘関係のエッセイなので、読み始めたら辛い辛い。
しかし、佐野洋子の赤裸々な語り口、やっぱり好きです。
読み終わるのが怖いような気持ち。

帰ってからまやねぇと電話。
人生の先輩の話は、いつ聞いても面白い。
とある抱腹絶倒のサイトを教えてもらって、夫と二人で悶絶しました。

夜、せっかく車があるので近所のスーパー銭湯へ。
今日やりたかった本の発送は結局できず。
明日、また母宅へ行かねば!
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by sima-r | 2008-08-24 01:07 | Days

仕事復帰

今日は朝イチで銀行、午後から夜まで仕事。

なんだか、仕事してた方がはるかに楽だ。
私、こんなに仕事好きだったっけ?と思うくらい。
慣れたパソコン、知ってる人たち、代わり映えしない仕事内容。
そういう、「日常」の底力ってすごいんだな。
ふだんあたりまえに過ごしてきていた場所って、土壇場でちゃんとその人を支えてくれるんだな。

会社では、「フレックス制度」とかいうものを導入したらしく、同僚に「フレックス使ったらライブとか行くの超楽ですよ!」と言われたのも、希望がわいたことのひとつ。
そうか!フレックス使えば、この間のクロマニ千葉ライブみたいに電車が遅れて4曲聞き逃すとかしなくていいのか!
宇都宮くらいなら仕事帰りに行けるかも!
長野も・・・がんばれば行けるかも!!
これからまた長いツアーが始まるようだし、楽しみだなあ~。
今日は、仕事しながらずっと頭の中を、ブルーハーツの「殺しのライセンス」と「皆殺しのメロディ」が回っていました。
(注:題名は「殺し」ですが、明るいいい曲です。)

夜は、夫と待ち合わせて「世界の山ちゃん」で飲み。
外で飲むのってすごいひさしぶりなのだけど、それを楽しめたことが嬉しいです。
食事も、だんだん普通に食べられるようになってきました。
こうやって、振り子が揺れるみたいに、あっちからこっちへ移動しながら回復していくのだなあ。

この間、私がどん底まで落ち込んでいるときに、Johnnyさんがすごくいいことを教えてくれたのですが、あまりにいいことなのでここには書けません。
なんていうか、この人の言葉は、生で聞かないとだめだ。
ライブと同じで、いくら後になってからレポを読んでもDVDを観たりしても、それが絶対にそのときの空気に追いつけないのと一緒。


そして今日は母宅に夫と帰宅。
来週末に、アルカディアンズな方たちが来てくれるので、この写真を見てくれ!と夫にいろいろアルカディアンの方々の面白い写真を見せる。
こんな楽しいこと、母はやっていたのだな。
こんな楽しいこと、大人になってもできるんだなあ。
そう思うと、なんだか年をとるのが楽しみになりました。

そして今日の文章が支離滅裂なのは、酔っ払っているからです!
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by sima-r | 2008-08-23 01:11 | Days



日々思うこと。
るい 33歳女子。
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