生活チープサイド

カテゴリ:Animal( 30 )

私たちはきっと地獄に落ちる

福島の原発20キロ圏が、警戒区域化されることになった。

現地に取り残されている家畜は牛約3000頭、豚約3万匹、鶏約60万羽。
避難から1月以上たち、大多数が死んでしまっているそうだ。
でも、まだ生きている子たちもたくさんいるのだ。

このサイトを見て、泣けて泣けて仕方がない。
人間のために卵を産んで死んでいる鶏たち。
身を寄せ合って死んでいる豚たち。
物みたいに倒れて死んでいる牛たち。

豚たちは、共食いまでしていたそうだ。
鶏たちが、産んだ卵を飢えからつついた形跡もあったそうだ。

水もなく餌もなく、仲間がどんどん死んでいく中、外にも出られず。
仲間の死体の中、1頭だけ生き残ったやせ細った豚。

地獄だ。
これは地獄なんだ。

こんな地獄の中に生き物を放り込んで、のうのうと生きている私たち。
私たちもまた、死んだら地獄に落ちるんだと思う。


このままじゃ、政府はけして動かない。
世論を動かすしかない。
私のなけなしの、こんな地の果てみたいなブログでも、誰かが読んでいてくれるかもしれない。

どうか、こんなことが起きていることを、まだ知らない人に伝えてください。
そして、意見を言いましょう。
最高意思決定機関は「原子力保安院」のようです。
こちらから意見を言うことができます

ちなみに私は、こんな文章を送りました。

***

「福島第一原発20キロ圏内警戒区域化における動物(家畜・ペット)の問題について」

標記の件についてお願いがあります。

現在、まだ生存している家畜やペットについて、ボランティアや飼い主が救出に入ることを許可してください。

被ばくの危険については重々承知しておりますが、ボランティアや動物愛護団体の中には、たとえ被ばくしたとしてもいかなる苦情も申し立てないという団体の方もたくさんいらっしゃいます。
海外からも、こうした動物愛護法にもとる現状について憂慮の声が上がっております。

救出が難しいようなら、せめて家畜だけでも獣医師による薬殺ができるようにしてください。
このままいたずらに動物たちを苦しめることがないよう、どうかご一考くださいますようよろしくお願い申し上げます。

***

慌てて書いたから、ただの感情論でしかない。
でも、何かせずにいられなかった。
無力な自分が悔しくてたまらない。
[PR]
by sima-r | 2011-04-22 00:16 | Animal

避難地域で取り残されているペットたちの現状

避難地域で取り残されているペットたちの現状
(注意:残酷な画像あり)

あまりに壮絶で、画像を見たとき息ができなかった。
今も、涙が止まらない。

室内に取り残された猫たちの生存率は10%。
餓死、そして共食い。
魚の骨みたいに食い尽くされた、猫たちの姿。
耐えられない。

猫飼いのひとりとして、動物好きを名乗るひとりとして、
こんなのは許せない。
動物は家族だ。
家族を、あんな姿にさせるなんて耐えられない。


私は自分で助けに行くことができない。
でも、お金を出すことくらい、政府に嘆願をすることくらいできる。
どうかどうか、1匹でも多くの命が助かりますように。

人間が困ってるのに動物のことなんて、甘っちょろいと言われるかもしれない。
でも、こんなのは嫌だ。
本当に嫌だ。


どうか、賛同してくださる方。
募金しなくてもいい。
でも、政府への嘆願を送ること、これはタダでできます。
一人でも多くの声を届けませんか?
そして、こんなむごいことが避難地域で起きていることを、周りの人に伝えませんか?
一人の力は小さくても、たくさん集まれば変わるかもしれない。

自己満足でもいい、偽善と言われてもいい。
原形もとどめないほど仲間の死骸を食べるしかなかった子たちが、1匹でも助かればそれでいい。



以下、コピペです。
----------------------------------------------

首相官邸への嘆願はこちらから  
環境省への嘆願はこちらから
農林水産省への嘆願はこちらから
 
<文章例>

東北関東大震災・立ち入り禁止区域の動物救済のお願い

非常時のご公務に感謝申し上げます。

現地で取り残されたり徘徊している犬猫等の動物救済を急いでいただきますようお願い申し上げます。
この区域では避難の際に取り残された犬猫等が餓死したり共食いしたりして目を覆う惨状です。
非常時とはいえあまりにも悲惨な状況です。迎えに行けない飼い主も、救助に入っている団体、有志国民そして海外のメディアも苦悩しております。特に飼い主の壮絶な苦しみをお察しくださり、早急に以下の措置を特段のお取り計らいをもってお願い申し上げます。

1)飼い主自身が迎えや捜索に行けるようにして下さい。マイクロバス等の手配をするなどの措置をお願いします。
自分で行けない飼い主は愛護団体等に救助を依頼できるよう橋渡しをお願いします。

2)飼い主や愛護団体等が救出したペットを一時保護できる場所を用意してください。その場所で獣医師による応急治療もお願いいたします。

3)飼い主への情報提供をお願いします。
 自分では救助に行けない飼い主や、ネット環境にない等情報を得にくい飼い主のために、救助を依頼できる愛護団体の周知をお願いします。
 避難所に団体リスト、連絡先を貼り出す等の措置をとって下さい。
 この区域で活動している団体については以下参照ください。
 
 http://ameblo.jp/japandisasteranimals/theme-10035507087.html

まだ生きている命がこれ以上苦しまないよう、被災した飼い主はじめ多くの国民の悲痛な思いをお察しいただき、早急にご検討、お手配のほどお願いいたします。

-----------------------
◆「犬猫救済の輪」への募金

支援金のご協力を宜しくお願い申し上げます。
保護される犬猫は生死も危ぶまれる状態です。医療費のご協力をお願い申し上げます。

<振込先> 

郵便振替 口座番号 00240-3-17767 口座名義 犬猫救済の輪  044-276-9388
横浜銀行 大島支店 普通預金  口座番号 1189874 口座名義 犬猫救済の輪  044-276-9388

※ 郵便振替は、通信欄に使途目的(例ー被災動物)と明記下さい。
  尚、銀行振込の場合、お名前の欄以外は通帳に記入されません。
  お名前の前に使途目的(ヒサイ)とご記入下さい。
[PR]
by sima-r | 2011-04-16 15:15 | Animal

【口蹄疫】現場の声を読んで

宮崎の口蹄疫について。

現場の声を読んで、涙が止まりません。
何かできることはないんだろうか。
募金くらいしかできないでいる自分がもどかしくなります。

犯人探しなんてどうでもいい。
とにかく、一刻も早く、この災禍が終息しますように。

そして、宮崎ものを、皆さん、食べましょう、買いましょう!!

‐‐‐‐‐

川南の畜産農家の方のブログ

殺処分された農家の方の悲鳴

 ↓以下貼り付けます。
[PR]
by sima-r | 2010-05-24 14:13 | Animal

鳥の歌

大掃除しなくてはいけないのに、つい本棚の整理を始め、そのまま「とりぱん」をしみじみと読んでしまった一日。
鳥はいいなあ~。
子供のころから野鳥が大好きで、生まれて初めて書いたファンレターは、『庭に来る鳥』の著者の佐伯敏子さん宛だった私です。

庭に鳥用の餌台を作って、パンくずやみかん、牛肉の脂身なんかを出しておくと、冬場は住宅地の我が家でもちょっと意外な訪問鳥があるのでした。
スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、キジバトといった常連に混じって、ジョウビタキの鮮やかなオレンジが見えた時のうれしさときたら!
カワラヒワの渋いグリーンと翼の黄色、つぐみの黒い頬、オナガのベレー帽と水色のロングタキシード(でも声は下品)。
今もマンションじゃなかったら餌台作りたいなあ~。

そんな私の愛読図鑑は、山渓カラー名鑑『日本の野鳥』でした。
全編カラー!そしてなんと全て写真!!!
ぜんぶ写真って、ものすごいことです。
天然記念物も例外ではありません。
オジロワシもシマフクロウもエトピリカもヤンバルクイナも、これで姿をおぼえました。

一度見てみたいなあと思うのは、うーん、ヤマセミかなあ。
白黒ファンキーなツンツン頭で、かっこいい流線型ボディのダイバー君です。


そしてシマエナガが集団でお団子みたいになっているのも見たい!

さて、現実逃避はこのくらいにして、掃除に戻ります~。
[PR]
by sima-r | 2008-12-30 18:42 | Animal

リメンバー金魚

昨日今日と残業でした。

帰り、会社の1階にコガネムシがまぎれこんでいて、誰もいない廊下で蛍光灯に体当たりしていました。
気の毒なので、誰も見ていないのをいいことに虫取りをする31歳女子。
ひさびさにさわったなあ~。
コガネムシとかカブトムシの、あのまるっこいおなかが好きです。

金魚の桃子が死んでしまって、我が家には空の水槽が濾過装置だけぐるぐる回っています。
せっかく育てた濾過バクテリアを殺すのも忍びないので、また金魚を飼おうかどうか思案中です。
次に飼うなら宇野系らんちゅうかオランダかな~。
昔はらんちゅうなんて放射能に当たった金魚?とか思っていたのに、今はポッチャリ系の金魚に心くすぐられます。
しかし、金魚道が厳しい道なのは百も承知。
さてどうするか・・・。
[PR]
by sima-r | 2008-09-04 00:27 | Animal

猫の効用

「24」セカンドシーズンを引き続き観賞中です。
画面の前に椅子を3つ並べ、私、おひげ(猫)、夫と並んで観ています。
おひげはもちろん画面など見ずに丸まって寝ているのですが、ここにおひげがいないと大変困るのです。

ハラハラする場面が来るたびに、
「怖いからおひげちゃんさわっとこ」
と、汗ばんだ手で両脇からさわられるおひげ。
おひげにしたらいい迷惑なのですが、その癒し効果は何ものにも替えがたいのでした。

そうしたら、その癒し効果ってちゃんと実証されているんですね。
「ネコを飼うと心臓発作を起こす確率が減少する」
なんでも、猫を飼っていると癒されるのでストレスが解消され、血管に悪影響が及ぼされなくなるので心臓病のリスクが減るのだとか。
犬では変わらないそうなので、やはり猫特有のマッタリ感がいいのだろうなあ。

生まれたときからペットのいる家に育った子供は、アレルギーにならないという説もあります。
アメリカでは女性が妊娠すると、医者が「アレルギー対策に犬を飼いなさい!」とアドバイスするのだとか。
私は、30代で猫を飼うのが目標でした。
叶えた今は、40代で犬を飼うのが人生の目標です。
いつかリクガメも飼いたいけれど、やつらの寿命を知るとおいそれと手を出せません。
だって、寿命が40年って・・・、けっこうな冒険ですよね?
[PR]
by sima-r | 2008-03-14 22:44 | Animal

EARTH

映画「アース」を観てきました。

といっても、それはもう3週間くらい前のことなのだけれど、今日、会社の子とこの映画の話になって、どうしても書いておきたいことがあったのを思い出した。

いい映画だったと思う。
北極から始まり南極まで、地球をぐるりと横断する、美しい自然の風景。
野生生物たちの貴重な映像や四季の移り変わりは、ほんとうにきれいだった。

いちばんよかったのは、チーターがトムソンガゼルを追いつめるところ。
ここは、本当に本当に美しかった!!

そのシーンは、ずっとスローモーションなのだ。
体が横倒しに近くなるほどの速力で逃げるトムソンガゼル。
それを、じっとみつめながら追うチーター。
眼前には次々に木や草が現れては飛び去っていくのに、チーターは顔を横に向けて、ななめ前方を走るガゼルだけをみつめている。

その表情がいい。
猛々しくもなく、フルスピードで走っているとは思えないほどの、まるで何か哲学的なことを考えているかのような生真面目な表情。

そしてガゼルが足をもつれさせる。
拮抗していた速力のバランスが崩れ、チーターはその前足を、母親が子供を抱きしめるように、恋人を抱き寄せるかのように、自分よりひとまわり小さな獲物にかけるのだ。
表情は変わらない。
感慨深げな顔は変わらないまま目が伏せられて、ゆっくりとガゼルの背に顔が埋まる。
まるで、愛しいものに口づけるように。

少しも残虐ではなかった。
ただただ美しい光景。
追うものと追われるものの、命のやりとりでしか伝わらない愛情、を感じた。

ただ、この映画を通じて惜しいなあと思ったのは、獲物を追うシーンはあっても、食べるシーンがすべてカットされていたこと。
追って追いついてさあこれから、というところで、場面はいつもぱっと変わってしまう。

私はそこに、偽善を感じてしまった。

だって、殺すシーンを省いて、自然の何が語れるというのだ?
命が命によって生かされる、その営みを見せずに、いったい何を語ろうというのだ?

映画だから、子供も見るからというのが理由ならほんとうにばかばかしいことだ。
子供ならなおいっそう見たほうがいい。
それを隠して、かわいいコグマちゃんだけ見せて、何が情操教育だっつーの!!

と、つい激してしまうけれど、ほんとうに惜しい。
ほかの映像が素晴らしいものが多かったから、ほんとうにもったいない。
素晴らしいドキュメントになれるはずだったのに。
スタッフは、たぶんきちんと撮っているはずなのに。
もったいないなあ、本当に。

でも、とにかく、あのチーターとガゼルの一幕は、ほんとに素晴らしかった。
あのシーンだけでも観る価値はある。
あんな、命をかけた愛。
そこだけには、嘘はなかった。
[PR]
by sima-r | 2008-02-04 23:11 | Animal

ネズミと偽善について

この間の朝のこと。

朝、出勤してきて会社の通用口に来ると、そこに何かが落ちていた。
ダンボールの切れ端のようなものに乗っている、小さな毛皮。
とっさに、「ネズミの死体だ!」と思った。
埋めてあげなきゃ、と反射的に思った。

私は、子供のころから、たくさんの死体を埋めてきた。
私の育った東京都下の小さな町には、畑や雑木林がたくさんあった。
小動物もけっこう見かけて、小学校まで徒歩20分の間に1月に1回くらいの割合で、ネズミやカエルが車に轢かれてぺっちゃんこのおせんべいになっていた。
巣立ちのシーズンには、アリがたくさんたかって息絶えた鳥のひなが落ちていたり、側溝で餓死したモグラの死体が落ちていたり。
そういうものに出会うたびに、私はそれを丁寧に埋葬してきた。

私には、動物の死体に対する嫌悪感がない。
ネズミのおせんべいは、ほんとうに紙のように薄くなって、それでも毛皮でつながっている。
それを木の枝でこつこつとはがして、空き地のすみに埋めた。
汚いとはまったく思わなかった。
むしろ、そうやって動物に関われたことが嬉しかった。

だから、この日もそう思ったのだ。
ネズミだ、だから埋めてあげないと、と。

近寄ると、その小さな毛皮は痙攣するように動いた。
びっくりしてよく見ると、それは横倒しになって、ネズミ捕獲の粘着シートに貼りついている生きているネズミだったのだった。
通用口の横には梱包資材を置いているような小さな倉庫があるので、どうやらそこに業務のおじさんがその罠を仕掛けたのらしい。
粘着シートには、7センチくらいのこすれた跡があった。
強力なそのシートから逃れるために、そのネズミがおそらく一晩中かけて動いた跡だった。
それでも逃れることができず、半身は完全にシートに癒着して、小さな手の平は、開いたまま血がにじんで、シートのねばねばに血の赤が溶けていた。

そのとき、とっさに頭を駆け巡ったこと。
逃がさなきゃ、だった。
どこかに隠して、あとで取りにこよう、そうしないとこいつは殺される。

でも、そこは会社の入り口で。始業時間はもうすぐで。
私が決断できないでいる間に、経理のおじいさんが出社してきた。
戦争経験者である彼は、ネズミを見て
「あ、つかまったのか」
と、嬉しそうに言った。
そして、「逃げるなよお前」と言いながら、そのネズミが一晩中かけてもがいた7センチの距離を、靴の底で踏んで戻そうとした。
踏まれた瞬間、そのネズミは「キー!」と鋭い声をあげた。

神様、私はどうすればよかったんでしょう?
たった数十秒の間に、私をかけめぐった思い、私の保身、私の欲、私の偽善。
私はそれを見ていられなかった。
ネズミに足があてがわれたところで、私は目の前のドアを開けて中に飛び込んだ。
ごめんなさいごめんなさいと思いながら。
私は、何もできなかった。

こういう気持ちが感傷なのはわかっている。
偽善だということも重々承知だ。
ネズミは「害獣」で、爆発的に増えるし、人の入り込めないところで配線をかじって家が全焼したりすることもあるのだろう。
排泄物から伝染病を媒介することもあるのだろう。
農家などでは、作物に重大な被害も出るのだろう。

私が今住んでいるマンションにもネズミが出たことがある。
夫のスーツをかじられ、置いておいたパンも持っていかれた。
夜中に壁の裏側をかじるものすごい音もした。
それでも、ネズミが入ってくる場所をふさいで、ネズミが近寄らないようにダニアースをふさいだ箇所にかけておいたら、いつしかネズミは来なくなった。

要は、増えなければいいのだ。
今生きているネズミを直接殺したとしても、環境が同じならまたネズミはやってくるだろう。
それなら、入り込む隙間をなくし、食べ物や巣材になるものを出さないようにする。
そうすれば、そこはネズミにとって住みにくい場所となり、子供も作らなくなる。
そうやって、住み分けて暮らすことができればいいのにと思う。

うちの会社の倉庫は入り込むすきまだらけで、中には暖かいダンボールがたくさんつまっている。
そんな環境にしておいたら、ネズミが入ってくるのは当たり前だ。
それを、環境も変えずに罠だけ仕掛けるなんて、そんなのはただの自己満足、ネズミを駆除する仕事をした、という満足が得られるだけだ。
そんなことのために、あのネズミは一晩中苦しめられ血を流したのだ。

その日は、一日中私は寡黙だった。
自分の偽善者ぶりに落ち込んだ。
何度も朝に時間を巻き戻しては、どうするべきだったかを考えた。
そして、復讐のように何度も考えたのは、あのネズミがクマネズミだったこと。

クマネズミは、とても頭がいいネズミだ。
下水に住む体の大きなドブネズミがネズミの小学生なら、クマネズミはネズミの大学生レベルの頭のよさらしい。
だから、一度かかった罠には二度とかからない。
自分だけではなくて、仲間がかかった罠でも、学習して二度とかからない。

だから、あんな粘着シートのような幼稚な罠には、残ったネズミは二度とかからないだろう。
ざまをみろ、ばかな人間どもめ。
罠をしかけるばかな人間にも、動物好きを自称するくせに意気地なしで偽善者なばかな人間にも、お前たちはつかまらずに生きていけ。

あの、「キー!」という声を、私は忘れられない。
あのネズミは、私が殺したのだ。
あのネズミが支払ったものに対して、私は何かをしなくてはならない。
私は変わらなくてはならない。
[PR]
by sima-r | 2007-12-29 01:11 | Animal

猫のあしあと

夫と吉祥寺へ。

夫は髪を切ったりするので、吉祥寺着後に一時解散して、ゆっくり雑貨屋と本屋をめぐる。
kitchen kitchenでフェイスタオルを2枚とガラス容器を、元PBCで、町田康の猫エッセイ『猫のあしあと』を購入。
スタバが混んでいたので道端のベンチで読み始めたら止まらなくなり、ふるえながらも読了。
前作の『猫にかまけて』を読んだときもそうだったのだけど、やはり泣いてしまう。

『猫のあしあと』は、町田康が野良猫たちの保護を始めたエピソードが中心だ。
助けられた子、助けられなかった子、そして家猫のゲンゾーとの別れ。
ゲンゾーとの別れは、読んでいてあまりに辛くて、一人で道端で泣きながら読んだ。
ゲンゾーが、あまりにもうちの猫に似ていたからだ。

帰宅すると、おなかを出してくねくねして待っているところ、呼ぶと走ってくるところ、他の猫にも鷹揚で気さくなところ。
「ゲンゾーはいい奴だった。ともだちだった」
という文が、ほんとに辛かった。
もちろん、悲しいエピソードだけではなくて、町田康らしいまわりくどいユーモア満載のいい本だったのだけれど。

  ***

一昨日のこと。
うちの近所には大きなスーパーがあって、そこをテリトリーにしている野良猫たちがいる。
野良猫写真サイトをやっていた私は、歩いていて猫の姿をちらりとでも見ると必ずチェックしてしまうのだけれど、一昨日見かけたそのうちの1頭の子の様子がおかしかった。

いつもはけして人を近づけないのに、植え込みに隠れてじっとしている。
どうしたのだろうと覗き込むと、足か尻尾の先に、赤くて丸い、ピンポン玉のようなつるつるしたものがついている。
暗がりの中で、それはてらてらと光っていた。
なんだろうと目を凝らして、それが肉であることがわかった。
この子の、足か、尻尾がなくなってしまっていることが。

驚いてよく見ると、それは尻尾なのだった。
長いきれいな茶トラの尻尾の子だったのに、ウサギの尾ぐらいの長さのところでそれは切れて、露出した肉が固まっている。
このままでは、こんな寒い中では、この子は体力を使い果たして死んでしまうと思い、なんとか捕まえたいと思った。
でも、人をそばに寄らせないその子は、たぶん私が手を出せば死に物狂いで逃げるだろう。
そう思った私は、とりあえず近くのドラッグストアに走り、滋養があり消化によいと思われる子猫用のウェットフードを買って、ついでに紙皿も買って戻った。
そこは大手スーパーの通用口なので、警備員が常駐している。
猫に餌をやることを見咎められたら、その場所を汚さないことと、この猫を保護できたら飼うのだと言おうと思った。

そんな覚悟をして戻ると、もうそこにはその子はいなかったのだった。
人通りも車通りも激しい道だから、安全なところに逃げたのだろう。
悔しいような、あきらめきれない気持ちでそのあたりを探しながら、猫を保護するボランティアの人たちの苦労を思った。

私は、自分の手のひらの中の子は必ず幸福にすると、愛犬を亡くしたときに誓った。
だから、私はたくさんの子は助けられない。
私の手のひらは狭い。
この手で一度に幸せにしてやれる子は、たぶんあと犬を含めて4頭くらいまでだろう。
だけど、自分が目にしてしまった子は助けてやりたい。
それぐらいのことはできる自分でいたい。

帰ると、うちの猫のヒゲムラ隊長(仮名)が、まるでゲンゾーのようにおなかを出してくねくねして迎えてくれた。
今も、私とキーボードの間のすきまにどっしりと横たわっている。
この子が、いつまでも元気で、長生きしてくれますように。
野良生活の長かったこの子が、今こうして人間を信じてくれている奇跡を、どうか神様、できるだけ長く、私たちに見させてくれますように。
[PR]
by sima-r | 2007-12-02 23:42 | Animal

東京ムツゴロウ動物王国 最後の4日間。

11/22~25は、ムツゴロウ王国に4日連続訪問して、最後の別れを惜しんできました。

11/22(木)は平日だったのだけれど、ムツゴロウさんの「あきる野夜話会」(2時間の講演)があったので、会社をサボって訪問しました。
ムツゴロウさんの話を聞いたあと、北海道ツアーで仲良くなったユミちゃんが私の分まで色紙を買ってきてくれたので、それにうちの猫ヒゲムラ氏の似顔絵とサインをムツさんに描いてもらいました。
さすがムツ画伯、あっというまにおひげの特徴をつかんで、すてきな絵を描いてくれました。
最後に握手をしたとき、ムツさんに「細い手ですね~」と言ってもらえて照れる私。

23~25の三連休は、1日目が「大仲間鍋大会」ということで、閉園時間後に持ち寄りの食材で闇鍋をしようというイベントでした。
何を持っていこうか考えて、結局自分の食べたかった玉こんにゃくと、はんぺん、しめじとえのきだけを下ごしらえして持っていきました。
夫も闇鍋から参加したのですが、フグとカキ、タラ、そしてビールと焼酎の差し入れをしてくれました。
ほかの人たちからもものすごい量の食材が集まり、一時は王国が闇市場のようなにぎわいに。
犬も猫もお相伴にあずかり、お酒を飲みながらANIMAL B(王国ゆかりのご夫婦のバンド。パグのメカブがリーダー)のライブに耳を傾け、石川さんの歌声にまた涙しました。
夜の寒さ、暗い秋川湖、あかあかと灯る百友坊の明かり。
炭火が焚かれ、4つの大鍋では作っても作ってもなくなるいろいろな味の鍋が煮えて、炭火で焼かれた牛肉やカニ、スルメ、ソーセージなどがいい匂いをさせていました。
ほんとに、天国のような夜でした。

2日目は、王国を初めて訪問する友人夫婦を案内して、朝から王国ツアーをしました。
どうしたら、初めて来る人に効率的に王国のいちばん楽しいところを見てもらえるか、前々から考えていたので、当日はパーフェクトな回り方をすることができ、友人夫婦も喜んでいました。
私の大好きな王国のことを、ほかの人も好きになってくれることは、ほんとうに嬉しいことでした。

そして3日目、王国ファイナルの今日。

朝行くと、チケットブースはものすごい長蛇の列。
王国中が、今までにないものすごいお客さんの数でした。
フジテレビのカメラも、今になって来ていました。
それでも、動物たちはみんなマイペースで、それでストレスを感じている様子もなく、いつもどおりのびのびしていました。
今日はできるだけ1匹1匹ずつ、別れを言おうと思っていたので、会う子会う子を撫でて、名前を呼んできました。

東京に王国がやってきて3年半。
いつのまにか、王国にいる動物たちほとんどの名前を覚えていました。
みんな、ほんとうにいい子たちでした。
みんな、ほんとうに大好きでした。

最後に、王国でいちばん広い青の広場のステージで、王国スタッフで結成しているバンド、長ぐつバンドのステージがありました。
ももさんの歌声、ムツさんの歌声。
最後の曲では、馬を担当してきたこぱちゃんが、シシマル(どさんこ馬)にまたがって登場して場を沸かせました。

ここには書ききれないほど、いろんなことがありました。
いろんなことを思いました。

この3年半が、失敗だったとは思ってほしくありません。
どんな報道がされようと、この短い間に、私はたくさんのことを学びました。
たんなる動物とのふれあいだけでは得られない、生き方についての大切なことを学びました。

たくさん人と話しました。
出会いました。
合う人も合わない人もいたし、いろんな考え方を知りました。
泣いたり笑ったり、いろいろな感情を知りました。
そのすべてが、ムツゴロウさん、石川さんをはじめとするスタッフの方たちが作り上げ、来園者みんなで守ってきたものです。

王国は、なくなるわけではないといいます。
北に帰って、少しリフレッシュして、また戻ってくる。
石川さんが何度も約束していました。
それを信じて、またあの犬たちや猫たち、馬たちに出会える日を、私はずっと待っていたいと思います。
[PR]
by sima-r | 2007-11-25 23:38 | Animal



日々思うこと。
るい 33歳女子。
<家族> 
夫 (スペハズ)
息子(ピースケ)
猫 (おひげ)
今日のピースケ
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧