生活チープサイド

カテゴリ:Books( 28 )

9月の読書

今月もあまり本が読めなかった。
西の善き魔女の2巻がくせもので、読み終わるのにすごく時間がかかった。
なんでこんなご都合展開なんだろう?
でも、3巻以降の外伝にさしかかったら、わりにすんなりと読めた。
こういう、ストーリーよりエピソード優先な感じは同人誌ぽいなあと思う。

あとはおなじみ、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ。
この人の作品はほんとにはずれがないなあ~。
ファンタジーが苦手な人にも入りやすいと思うので、読んだことない人は読んでみてください。
推理系が好きな人なら『わたしが幽霊だった時』、ドラクエとか好きな人なら『ダークホルムの闇の君』とかがおすすめです。


9月に読んだ本 7冊

『RDG』3 荻原規子 山伏学園の夏休み
『西の善き魔女』2~4 荻原規子 外伝になってようやく面白くなった
『ぼくとルークの一週間と一日』D・W・ジョーンズ 北欧神話の神
『魔法使いはだれだ』同 再読  学校で魔女狩り
『クリストファーの魔法の旅』同 クレストマンシーの過去
『トニーノの歌う魔法』 同   失われた天使の歌

9月に読んだまんが 10冊

『鋼の錬金術師』21~26 荒川弘 最終巻が待ち遠しい!
『ちはやふる』10 末次由紀 次巻が待ち遠しい!
『きのう何食べた?』1~3 よしながふみ 再読 次巻が待ち遠しい!


  
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by sima-r | 2010-10-02 09:44 | Books

8月の読書

今月はあんまり本が読めなかった。
面白い本を読んでいると次々読みたくなるけれど、そうでもないのを読みだすととたんにスピードが鈍ってしまう。
放り出して違うのを読めばいいけど、それができない性格なので今月は8冊のみ。

今月の金熊賞は、やっぱりガース・ニクスの『ライラエル』&『アブホーセン』の古王国三部作。
ほんとに面白いなあ~。
あと、訳がすばらしい。
訳者は原田勝さんという方なのだけれど、「奴霊」とかすごい訳だな~と思う。
原書を読んでみたくなるなあ。

先日、宮崎駿が選ぶ岩波少年文庫50冊の、宮崎駿の推薦文が池袋西武で展示されていたので読んできたのだけれど、ゲド戦記についての推薦文を思い出した。
「『風の司』とか『物の真の力』とか、訳が素晴らしくて、この訳でなければたぶんこんなに読まれなかっただろう」というような内容。
原田さんにも、同じ力を感じる。
翻訳って大事だなあ~。

でも、同じガース・ニクスの『王国の鍵』は(これも原田さん訳)、なんだか入り込みづらかった。
SFのような世界観がちょっとシュールだった。
まだまだ続くから、続刊に期待しよう。

入りづらいといえば、今回再読した荻原規子の『西の善き魔女』。
荻原さんは大好きな作家のひとりだけれど、これだけはどうも入りづらい。
たぶん、主人公がバカだからだろうな…。
でも、これまでは2巻までしか読んでいなかったので、9月は続刊までちゃんと読もう。


■8月に読んだ本 8冊

『ライラエル』ガース・ニクス 犬!! 
『アブホーセン』ガース・ニクス 猫!!
『王国の鍵1 アーサーの月曜日』ガース・ニクス SFな感じ
『獣の奏者』3~4 上橋菜穂子 前2冊の内容がさらに深まった
『RDG』1~2 荻原規子 山伏学園
『西の善き魔女』1 荻原規子 再読。なんかやっぱり入り込めない。
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by sima-r | 2010-08-24 10:59 | Books

7月の読書

7月は引き続きファンタジー強化月間。

もともとファンタジーが大好きなので、読んでて嬉しい。
ファンタジーの何がいいって、あっという間に違うところへ行けるところ。
旅に行かなくったって、違う国の違う民族と親しみ、不思議な魔法を使い、星の上にだって行くことができる。
ほんとに楽しいなあ~。

今月の私の中での金熊賞は、ガース・ニクスの『サブリエル』。
『ライラエル』『アブホーセン』と合わせての3部作の1作目だけれど、ひさびさにワクワクゾクゾクするダークなファンタジーだ。
こういう出会いはカイ・マイヤー以来かも。
カイ・マイヤーの『鏡の中の迷宮』は、ほんとに面白かった!

あと、あさのあつこの『No.6』を読んでいるのだけれど、あさの作品はどうしてどれもこれもBLっぽいんだろう…。
バッテリーしかり、The MANZAIしかり。
けしてほんとのBLにはならないのだけど、思春期の少年二人の、精神的な強い結びつきみたいなのがあさのさんは大好きなんだろうな。
(いや、私も好きな方なんだけれど、ここまで直接的だとこっぱずかしい)
で、桑原水菜にも言えることなんだけれど、こういう男子の心の絆の話を書く人は、ストーリーよりも心情を書くことを優先しすぎて話の展開が甘くなると思った。
エピソードを重視しすぎず、作品の舵取りをするのって難しいんだろうなあ。


8月はガース・ニクス祭を繰り広げます!!



■7月に読んだ本 24冊

『肩甲骨は翼のなごり』 デイヴィッド・アーモンド 廃屋の天使
『龍のすむ家』クリス・ダレーシー  夢か現かはっきりしないところがいい
『影の王』スーザン・クーパー  シェイクスピア!ラストは泣ける~
『王国の独裁者』ロイド・アリグザンダー  宰相失脚
『ディナの秘密の首飾り』リーネ・コーバベル 再読 馬の扱いがまっとうだな~
『ウィルキンズの歯と呪いの魔法』D・W・ジョーンズ 長靴をはいた猫
『星空から来た犬』D・W・ジョーンズ 再読。星人シリウスが犬になりゾイを探す
『うちの一階には鬼がいる!』D・W・ジョーンズ 魔法の化学実験
『海駆ける騎士の伝説』D・W・ジョーンズ 島にもう一つの世界
『私が幽霊だった時』D・W・ジョーンズ 再読4回目。ほんと面白いなあ~
『川の少年』ティム・ボウラー 祖父の死 水源から海まで泳ぐ
『ルビーの谷』シャロン・クリーチ 章が短い。孤児の双子が最初ひねくれているのがリアル
『ギフト』ル=グウィン ギフトを抑えるために目を閉ざす
『サブリエル』ガース・ニクス チャーター魔法、アブホーセン
『The MANZAI』1~2 あさのあつこ なんかBLっぽいんだよな~
『No.6』1~8 あさのあつこ 要するにBANANA FISHだ
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by sima-r | 2010-08-03 10:59 | Books

6月の読書

今月はひたすら本を読んでいた。
上橋菜穂子にはまったのと、ハリーポッターをついに読破したのと。

上橋さんの作品は、どの作品も骨があって面白かった。
ストーリーももちろんなのだけれど、乱闘シーンというか、どう剣が来てそれをかわして斬りこむか、みたいな殺陣の動きの描写が女性なのにうまいなあと思う。
『狐笛のかなた』みたいな和製ファンタジーをもっと書いてくれたらいいなあ。

そしてハリポタ。
不死鳥の騎士団まで読んではいたのだけれど、謎のプリンスを読んだら1から読み直したくなって賢者の石から一気に再読。
再読して、よかった~!!!
すっごくすっごくすっごく面白かった!!!
これまでずっと「どうも詰めが甘い」「学校の設定だけで読ませてんな」と思っていたのだけれど、いや、これは最後まで読まないとだめでした。
最後にすべての謎が解け、これまで甘さと思っていた部分がきちんと決着をつけられる。
ほんとに感服した!!

私は、小説を書くということは「終わらせることができる」ことだと思っている。
ある程度の能力があれば、誰でも面白い「シーン」を書くことはできる。
でも、「シーン」は「ストーリー」じゃない。
どんなに壮大なシーンが書けたとしても、それに決着を付けられなければ、それは物語にはならない。場面でしかない。
(もちろん、偉大な未完作品はたくさんあるし、大好きな未完作品もたくさんあるけれど)

J・K・ローリングは、ほんとにびっくりするくらい、話をうまく終わらせた。
これはほんと、読めてよかった。
最初の方を読んだきりばかにしてた自分は、もったいないことしてたな~。


さて、せっかくファンタジーづいてるので、7月もいろいろファンタジーを読みたいです。
スーザン・クーパーとロイド・アリグザンダーの未読作品を借りてきたので、期待がかかります!

■6月に読んだ本 33冊

◎上橋菜穂子の本
『狐笛のかなた』「あわい」の設定がナイス。狐の愛!
『精霊の木』 荒削りなSF
『精霊の守り人』バルサがかっこいいわけです
『闇の守り人』 バルサの過去が明かされるわけです
『夢の守り人』 トロガイ結婚できてたなんて
『虚空の旅人』 チャグム独り立ち!
『神の守り人』1~2 神に憑かれた少女
『蒼路の旅人』 チャグム罠にかかる
『天と地の守り人』1~3 チャグムえらい
『流れ行く者 』 守り人番外編
『獣の奏者 闘蛇編』 面白い!!
『獣の奏者 王獣編』すっごく面白い!!

◎ハリポタ
『ハリー・ポッターと賢者の石』 学園ファンタジー
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 ジニーあやつられる
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 シリウスあらわる
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 つめこみすぎ
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 うわーん!!
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 うわーんうわーん!!
『ハリー・ポッターと死の秘宝』 うわーんうわーんうわーん!!!

◎その他
『風神秘抄』荻原規子  鳥彦王!!
『鹿男あをによし』万城目学 ラストは役得ですな
『テレビの中で光るもの』銀色夏生 テレビって面白いな~
『ドバイの砂漠から』銀色夏生 砂漠でバーンの写真が見たかった
『決めないことに決めた』銀色夏生 つれづれはほんとに面白いな~  
『“文学少女”と死にたがりの道化』野村美月 紙を食べるのが面白い
『“文学少女”と飢え渇く幽霊』野村美月 文学ウンチクは楽しいが、ストーリーは稚拙

■6月に読んだまんが 1冊
『ちはやふる』9 末次由紀  太一~~!!
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by sima-r | 2010-07-01 18:37 | Books

燃ゆる想いを

週末は、新型インフルの予防接種を夫と私で時間差で受けに行ったり(ピースケがいるのでバラバラに行きました)、DVDを観たり。
DVDは夫セレクトの「ランボー4」と「A Few Good Men」。

ランボーは、ものすごくものすごく怖かった。
虐殺に次ぐ虐殺!!
吹き飛ばされる人間の頭!!
地雷ではじけ飛ぶ人間!!
吊るされた死体!!
血しぶきと肉片!!
…という感じで、ものすご~く乳の出が悪くなる感じでほとんど正視できず。
CGの発展も考えものだよなあ。

今日は、ヒブワクチンの予約電話の後は(2月18日に接種できることになりました)のんびりマンガ三昧。
『ちはやふる』の7巻を買ったので、1巻から読み直し、また泣く私。
前にも書いたけれど、面白い、面白いよこれ!!

このマンガをお見舞いでくれたなっつんには話したのだけれど、このマンガがすごいなあと思うのは、競技かるたについての取材はもちろんのこと、細かなところもリアルに描こうとしているところ。
具体的には、登場人物の祖父(かるたの名人)が脳溢血のため自宅で要介護になった部分で、その祖父の寝ているベッドが介護用ベッドだったところ。
ここに私はガガーン!ときたのだった。

自宅でのシーンだし、ベッドなんて普通のベッドや布団でもいいはずなのに、介護用ベッド。
まんがだから、絵で表すためきっと介護用ベッドの資料を見たりして描いているんだろう。
普通の布団でも、読者も編集者も何も気づかないだろうに、わざわざ介護用を描いたその手間に、作者のものすごい思い入れと情熱を感じる。

このマンガの作者は、以前ネットで盗作疑惑で相当たたかれていた人だ。
私もリアルタイムでそれを見ていて、そのときは「うわ~、もうこの人はマンガ描けないだろうなあ」と思っていた。(それくらいすごい叩きだった)
でも、それをこの人は乗り越えて、たぶんものすごく入念に取材したり勉強して、誰に恥じることのない完全にオリジナルの作品を生み出した。
どんなに辛かったろうなあ、と思う。
でもそんな安い同情なんてかるーく吹き飛ばすくらい、この作品は面白い。
わくわくする。
青春っていいなあって思う。

この作品は、去年のマンガ大賞の第一位に選ばれてもいる。
面白いものは、ちゃんと評価される。
本物は、ちゃんと面白いのだ。
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by sima-r | 2010-01-25 19:50 | Books

怖い表紙

3連休は家でのんびりすごしていました。
夫とDVDを観たり、本を読んだり。

DVDは「ボーン・スプレマシー」。
次々に現れる追手から逃げるボーンを見ながら思ったのは、「ボーンって美容院行くのかな?」ということ。
夫に言うと、「自分で切ってるんじゃない?」と言っていました。
映画やドラマを見ると、「いや、こんなハードスケジュールで逃げてたら、もっと髪はぐちゃぐちゃになるし口紅だってはげるはず・・・」と、余計なことが気になってしまう私です。

本は、図書館で借りてきた『シルバーチャイルド』。
クリフ・マクニッシュ作品は、しつこいくらい身体的苦痛の描写が多くて、読んでいて怖くてついつい猛スピードで読んでしまうのだけれど、今回も怖かった・・・。
怖いというより後味悪い感じ。
そして、ストーリーは冗長かなあ。
レイチェルシリーズの方がジェットコースター的に楽しめました。
マクニッシュ作品はあと2作借りたので、ゆっくり読んでみます。
ちなみに、『シルバーチャイルド』は1巻の表紙がめちゃ怖いです・・・。
夜中の授乳中、表紙の目と目が合って怖かった・・・。
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by sima-r | 2010-01-11 19:35 | Books

われてもすえに。

なっつんが持って来てくれたまんが『ちはやふる』が面白くてたまらない。
百人一首の競技かるたのまんがなのだけど、なんだかスポ根かつラブな展開で、読んでいてうきうきする。

何より、私も大好きな百人一首!!
かつては97首まで暗記していたので(今はかなり忘れたけど)、読んでいて楽しい楽しい。
「むすめふさほせ」の一字決まりはもちろん、「あさぼらけあ」と「あさぼらけう」とか!
源平戦もやったけれど、ちらし取りの方がよくやったなあ。

昨日お見舞いに来てくれたメイ嬢とは百人一首をよくやった仲なので(メイ嬢は100首暗記してたし)、「このまんが面白いよ!」とお勧めして、お互いに問題を出し合って遊んでしまった。
(最初の5文字の「みかきもり」とか「世をこめて」とかを聞いて下の句を答える遊び)

思えば、私が学生時代に短歌を書いていたのも、子どもの頃からみそひと文字に親しんだからなのかな。
そして、短歌を書いていなかったら夫にも出会えなかったから(夫との出会い: 友人に誘われた短詩系合評会で出会った。ちなみに夫は俳句を書いていた)、何がどうつながっていくのかわからないものだなあ。

ちなみに私の今の心境にいちばん近い歌はなんだろう。
「嘆きつつ一人ぬる夜の明くるまはいかにひさしきものとかは知る」
かなあ。
単純かしら。

そして、まだ4巻までしか読んでないのだけど、すっかり太一君のかっこよさにやられた私。
続きが楽しみ!!
大事に読もう。
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by sima-r | 2009-10-07 13:18 | Books

我飛ぶ、故に。

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森博嗣「スカイ・クロラ」シリーズ読了。
読み終えて「僕って誰だ!」という疑問がわきあがり(シリーズ最終巻の語り手の「僕」の正体が最後まで明かされないため)検索すると、いろんな人が考察していて興味深かった。
突然変異で生まれ、戦闘機で空を駆ける「キルドレ」という老いない子供たち。
老いる、というプロセスがなんのために備わっているのかということ、そして老いることがないとき、人は自我を保てるのか、というテーマが面白い。
「自分」ってなんだろう?
呼び名とか所属とか性別とか、そういうものを全部取り払ったとき、それでも存在する個とは?

森博嗣は、それをこの物語の中では「欲求」と言いたいのではないかと思った。
記憶を喪っても、ただただ狂おしく「飛びたい」という欲求。
自分が誰か忘れてしまっても、キルドレたちは戦闘機の操縦だけは克明に記憶し、空に焦がれる。
我飛ぶ、故に我有り。
飛びたいと願う、その気持ちだけはたしかに存在する。

しかし、それにしても森博嗣の描く飛行のシーンは素晴らしい。
飛行機の操縦のことなんてさっぱり知らないし、出てくる用語も全然わからないのに、まるで自分が操縦しているような気になる。
あの空の描写だけでも読む価値あり!
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by sima-r | 2009-02-13 22:18 | Books

愛すべきチープサイド

風邪を引いてすることもないので、土曜日からずっと、本やまんがを読んでは眠る日々。

今日は『ドリトル先生と緑のカナリア』をひさしぶりに読み返した。
「ドリトル先生物語」は、私が子供のころから大好きだったシリーズだ。
おさない私は、頭の中で、ドリトル先生の助手トーマス・スタビンズ君とならぶもう一人の助手として登場し、先生や動物たちとたくさんの冒険をしたものだ。

本のページを開くと、なつかしい面々があらわれる。
愛すべき食いしん坊のブタのガブガブ、しっかりもので厳しくも優しいアヒルのダブダブ、探し人ならおまかせ!犬のジップ、計算の得意なフクロウのトートー、ひかえめな白ネズミ。
そして何より、私がいちばん好きなのは、そう、ロンドン・スズメのチープサイドだ。
セントポール寺院にある聖エドモント像の耳の穴に住む、この小さくて勇気あるかんしゃく玉みたいな陽気なスズメ。
ロンドンなまりのべらんめえ口調だけれど、ドリトル先生への忠誠心はとてもあついのだ。
このブログもそんな彼の名にあやかっているのは、最初の日記にも書いたとおりだ。
今回も、なつかしさと面白さで一気に読んだ。

それで思ったのは、弱ったときは、私は小さい頃に好きだったものに戻っていくんだなあということ。
去年の2月に子宮外妊娠で入院したとき、私は病院でずっと安房直子を読んでいた。
安房直子の童話は、もはや私の血や肉、日常に溶けてしまっているほどなのだけれど、いちばん弱っていたあのとき、どうしても読み直したくなって夫に家から全部持ってきてもらったのだった。

まんがもたくさん読んだけれど、まんがもたくさん癒してくれるのだけれど、本当に弱ったときは新しいストーリーはつらいときがある。
ふだんなら読み飛ばしてしまうような言葉、聞き逃すようなことでも、そのことについていちばん悩んでいるときは、ふとしたことで気になってしまう言葉がある。
子宮外妊娠のときは、私はほんとうにほんとうに産まれてこられなかった赤ちゃんのことが悲しかったので、テレビのお笑い番組を観ていて「いや~このネタは難産でしたわ!」とかいう言葉にすら反応してしまっていた。
もちろん、それがいやとか傷ついたということではないのだけれど、ただ反応してしまう。

今もそれと同じだ。
これまでずっと読んでいた『奈緒子』というマラソンまんがの続きを借りたら、監督が「末期がん・余命半年」だという。
読むのを楽しみにしていた『3月のライオン』も、将棋まんがだからと安心して読んだら、主要登場人物の親はみんな死んでいる。
病気とは何も関係ないのに、将棋の技に「二階堂ワクチン」とかいう名前が出てくる。
別にそれで傷つくわけじゃない、話も面白く読める。
でも、「ワクチン」とか「余命」とか「親の死に目」とか「介護」とか、そういうキーワードにいちいち心が立ち止まってしまう。

だから最近は、新しい物語はちょっと怖い気がする。
ドリトル先生は、だから私に優しいのだった。
最初に読んだのは6歳のとき。
あれから25年間、ドリトル先生はドリトル先生のままでいてくれた。
ガブガブは相変わらず食べ物のことばっかり、ダブダブは、その白い羽の胸に抱きつきたいくらいしっかりした家政婦ぶりだ。
ほんとに、なんだか自分のうちに帰ったみたいな気がした。

ずっと図書館で借りていたから、この際新品でハードカバーで買ったろうか!とアマゾンで見てみたら、全部新品だと25000円を超えていました。
オーノー!!!
しかし一生読むし、子供ができたら絶対読ませたいし、買うべきか買わざるべきか・・・。


***

ちなみに、この「ドリトル先生」シリーズの翻訳は、皆さん、誰がやっていると思いますか?
なんと井伏鱒二先生なのです!
英米児童文学が日本に入ってきたばかりの頃、まだ翻訳ができる人は数少なかったのでした。
だからこの頃は、日本を代表するような作家が、その素晴らしい文才を惜しみなく子供の本に捧げてくれていたのでした。
石井桃子さんの『クマのプーさん』もそうですが、すばらしい名訳です。
図書館に行けば必ずありますので、未読の方はぜひ読んでみてくださいね。


***
追記
ドリトル先生シリーズ、とりあえず1~6まで買っちゃいました!
あと音楽と人6月号(クロマニヨンズ掲載)も!
それと、まんがのわるくちみたいなことを書いてしまってますが、
なっつんの貸してくれた『光の大社員』は何も考えることなく大笑いできました。
あと、『君に届け』6巻で乙女の胸キュンを、「デトロイト・メタル・シティ」5巻でお下品系笑いを補給したことを追記しておきます!
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by sima-r | 2008-05-19 13:49 | Books

1~2月の読書

さて、読書です。
1~2月は音楽ばかり聴いていました。
私は不器用で一度にひとつのことしかできないので、音楽を聴いていると本が読めず、本を読んでいると音楽を聴けないのです。
どちらもできる人がうらやましい!

そんな私なので、音楽っぽい本をついつい選んで読んでいました。

吉井和哉自伝『失われた愛を求めて』は、その「あちゃー」なタイトルも含めて吉井さんらしいなと思いました。
この人の、こういうひねりきれないところこそが、私は大好きだったのだなあ。

私がイエローモンキーを好きだったのは高校から大学生のころ。
受験勉強をしながら、当時NACK5で夜中1:00~3:00にやっていた吉井さんのラジオを毎週楽しみに聴いていました。
まだブレイク前のGRAYが遊びに来たり、「音楽と人」の当時の編集長市川哲史が遊びにきて、飲んだくれながら話していたり、エロトークばっかで楽しい番組だったなあ。

名曲「JAM」をMステで初めて放送した時のエピソードが印象的でした。
5分あるあの曲を枠の関係で4分にカットしろと言われ、そうしたら曲が死んでしまうから、中原さんという人が体を張ってなんとか5分もぎとってきたのだそうです。
私には、そういうテレビの裏事情はわからないけれど、あの時のMステのJAMの放映のことはよくおぼえています。

悲しいなと思ったのは解散の東京ドーム公演のときのこと。
ファンの思いと、アーティストの思いは必ずしも一致しないのだなという当然のこと。
仕方ないのだけど。
それは音楽だけじゃなくて、文学でも演劇でも、なんにでも言えることだから。

その人が、その曲を作るときにどんなことを考えていたのか、ファンはいつだって知りたいのだ。
ヒロトが、マーシーが何を感じていたのか、いつでも近づきたいのだ。
そういうことを全然語らないヒロトとマーシーと、語りすぎるくらい語る吉井さん。
どちらがいいというわけではなくて、たぶんどちらも、私にとっては必要だったのかもしれないな。

友人ちまが、落ちこんだときにクロマニでは上がれなかったって言っていた。
そのとき彼女は、ベンジーを聴いて元気をもらったそうだ。
そうだ、クロマニヨンズはときどき眩しすぎるから。

傷を舐めあうことは恥ずかしいことじゃない。
暗いところで風がやむのを待つとき聴きたい、そんな曲だってあるのだ。




■1~2月に読んだ本 21冊

<小説> 12冊
『ロッキン・ホース・バレリーナ』大槻ケンヂ 青春デンデケデンデーン!
『エンド・ゲーム』恩田陸            常野物語、オセロの続編
『ユージニア』恩田陸              世界を手に入れた盲目の彼女
『失はれる物語』乙一              泣ける短編集。猫の話がよかった
『クビキリサイクル』西尾維新         「僕様ちゃん」はちょっとなあ
『クビシメロマンチスト』西尾維新       キャラがつかめたらのってきた!
『ニンギョウがニンギョウ』西尾維新     実験的不条理小説
『涼宮ハルヒの憂鬱』谷川流          中盤から大展開
『ドルフィン・エクスプレス』竹下文子     サンゴロウ再登場!
『三日月ジョリー』竹下文子          テールに恋しちゃいそう
『流れ星レース』竹下文子           テールに恋しました
『波のパラダイス』竹下文子          テールと結婚したいです

<その他> 3冊
『村上ソングズ』村上春樹       歌詞読むだけで聴きたくなる
『失われた愛を求めて』吉井和哉   ロビンが今幸せなら万事オーライ
『ロック偉人伝』上            ロックの歴史がよくわかる

■1~2月に読んだまんが 18冊

<少女> 8冊
『Crazy for you』(1)~(6) 椎名軽穂  赤西君の方がいいじゃん!
『V・Bローズ』(10)~(11) 日高万里   そろそろマンネリかな

<少年> 2冊
『BLEACH』(31)~(32) 久保帯人  まだ戦ってたんだ、君。

<その他> 8冊
『もやしもん』(3)~(5) 石川雅之      食パンのメッセージで泣いた
『奈緒子』(1)~(5) 坂田信弘/中原裕作  タスキが重い!泣いた!
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by sima-r | 2008-03-03 22:54 | Books



日々思うこと。
るい 33歳女子。
<家族> 
夫 (スペハズ)
息子(ピースケ)
猫 (おひげ)
今日のピースケ
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