クレヨンハウス
そうだ、書き忘れていた。
岡田さんの講演は、子どもの本の専門店である「クレヨンハウス」でやったのだけれど、私は今までクレヨンハウスの印象として「フェミニズム&エコ」という、ちょっと「興味はある分野でナチュラル生活好きだけど、ずっぽりはまっている人はちょっと苦手」な感じがしていたので行ったことがなかった。 でも、実際行ってみたら、児童文学スキーな私にとっては天国のような品揃え!! いちばんいいなと思ったのは、本が出版社ごとではなく作者ごとに並べてあるところだ。 普通の書店だと出版社ごとに並べてあるので、講談社の棚を見た後に幻冬社の棚を見たりして新刊をチェックしなくてはならない。 子どもにとっては、出版社なんて関係ないというのに。 私は子ども時代は本の虫だったので、図書館にこもりきって育った。 好きな本に出会うと同じ作家の本を集中して読む習慣ができたのは、図書館が作者順に本を並べていたからだと思う。 だから、図書館に慣れていた私が本屋に行くと、好きな作家の本がうまくみつけられずに困った。 私は気質がオタクだからそれでも本を探すけれど、そんなに本を読むことに重きを置いていない人はどうだろう? それが本を読む喜びを知り始めたばかりの子どもだったとしたら? そういえば、神奈川県のある図書館で、ひどい本の並べ方を見たことがある。 なんと、子どもの本は、すべて「タイトル順」で並べられているのだ。 作者も出版社もバラバラだ。 あれでは、課題図書リストに載った本をタイトルで探すにはいいけれど、そこから先が広がらないだろう。 本を読むということは人を読むこと。 図書館は、そのことをいちばん教えなくてはならない場所であるのに。 だから、クレヨンハウスは、小さな専門書店だからこそできる小回りでうまく機能しているのだなと思った。 エコ&ジェンダー方面については判断保留中だけれど、子どもの本屋としてのクレヨンハウスはとてもいい。
by sima-r
| 2007-11-03 01:09
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るい 33歳女子。
<家族> 夫 (スペハズ) 息子(ピースケ) 猫 (おひげ) 今日のピースケ
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