生活チープサイド

硫黄島からの手紙

夫は昨日は1日会社の研修で出かけていたのだけれど、夜になって映画でも観ようかと連絡が入った。
以前から観たいね、と言っていたのは「硫黄島からの手紙」。
クリント・イーストウッドが監督した「硫黄島2部作」の、「日本から見た硫黄島の戦い」の話だ。

「硫黄島の戦い」というものを、私はよく知らなかった。
硫黄島という島の名前も、有名な野鳥の観察ポイントとしてしか知らなかったくらいだ。
今にして思えば、戦後、アメリカから日本に返還された後も住人が立ち入ることができなかったために、野鳥が楽園として訪れるようになったのかなと思う。

戦争の映画というものが、私は好きではない。
重くて、辛くて、怖くて、悲惨に決まっているからだ。
そんなもの見たくない。
ものすごーく嫌だ。
それでもやっぱり、それを見る、ことは、遺された者の義務だと思うから観た。

私が女だからだろう。
二宮和成扮する若い夫が、徴兵の連絡を受けたときの妻の気持ちだとか。
いよいよアメリカが上陸してくるというときに、兵士たちがいっせいに千本針を取り出して腹に巻く。
その千本針を縫うのが自分だとしたら、ということばかり考えた。
耐えられない、そんなの。
ほんとうに。

観終わって、手をつないで帰った。
この人が、死んだりしないでほしいと思った。
あんな、自分となんの関係もない荒れた島で、暗い洞窟で、自ら手榴弾で自決するような、そんな目に絶対にあわせないと思った。
どんな卑怯な手を使ってもいいから、生き残ってほしいと思った。

戦争映画って、そう思うために観るものなのかもしれない。
いま、生きて、小さなことで喧嘩したり、おいしいものを食べたり、早起きが辛かったり、人に言われたことでくよくよしたり。
そういう日常がかけがえのないものであること。
それが当然だと思わないこと。
大切な人をいつくしむこと。
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by sima-r | 2006-12-10 22:46 | Days
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