生活チープサイド

一枚だけのカード

昨日の診察で、また頚管が短くなっていました。
現在9~11ミリ。
点滴もしているのに1センチも短くなるなんて・・・。
土日にあんまり張るので、何度も助産師さんたちにおかしい、薬を上げてくれないかと頼んだのに、入院時と同じ濃度(ウテメリン3A20)のままでした。
だから言ったのに・・・!!

薬は増えることになりました。
副作用の強いマグセントという薬も始まり、ウテメリンは3A30に。
さらに、こちらから希望して、導尿もしてもらうことにしました。

先生の言うには、頚管が短くなるのには2種類あって、切迫早産と子宮頚管無力症とがあるそうです。
切迫早産はおなかの張りで短くなるのに対し、子宮頚管無力症は、おなかが張っていないのにどんどん頚管が短くなってしまうのだそうです。
私の場合、点滴しているのにここまで急に短くなるのはおかしいので、子宮頚管無力症の要素も少しあるのではないかとのこと。
子宮頚管無力症には、薬が効果ないらしいのです。

じゃあ何もできないんですか、と聞いたら、私の場合はおなかの張りもあるので、それを止めることで効果はあるだろうとのこと。
導尿することで立たずにすみ、かつ膀胱に尿がたまらないことで子宮を圧迫せずにすむので、張りが軽減されるかもしれないとのことでした。

マグセントは強い薬なので、始めたときは右腕に血圧計、左手に酸素を測る機械、さらに心電図もつながれて、コードだらけになりました。
膵臓がんで3年前に亡くなった母が、あんなに嫌っていた「スパゲティ」の状態です。

でも私は、スパゲティで全然いい。
「産む機械」なんていう言葉が以前話題になったけれど、私は全然産む機械でいい。
女性の人権とか尊厳を認めてないなんて、あの政治家は批判されていたけれど、私はもう全然それでいい。
尊厳なんて、人権なんてなくていい。

私の尊厳なんて人権なんて、赤ちゃんの命とは比べものにもならない。
養鶏場の鶏だって、卵を産むためだけに生かされている。
私も鶏でいい。
赤ちゃんを少しでも大きく産むこと、1グラムでも大きく、1日でも長くおなかに入れておくこと。
それだけがいちばんで、ほかはどうでもいい。
おしっこを見られようが、排便を介助されようが、外の天気もわからなかろうが、そんなこと全然たいしたことじゃない。

ピースケには、赤ちゃんが産まれるまでもう会えないかもしれません。
それが、どんなに辛いことか。
面会で10分だけ会えたピースケは、私の点滴の腕に、痛いの飛んでけをしてくれました。
おいでって言ったら、笑って走ってきてくれました。
会いたいし、さわりたい。
お母ちゃんを忘れてほしくない。

でも、どうやらお母ちゃんには、選べることが一個しかないようなのです。
普通のお母ちゃんだったらいっぱい選んであげられたけど、お母ちゃんの持ってるカードは、どうやら一枚だけみたいなのです。

だから、お母ちゃんは、その一枚だけのカードを、おなかの赤ちゃんにあげることにしました。
たぶん、普通のお母さんだったら、何枚もあるカードのうちの弱い方のカード。

でも、お母ちゃんにはそれしかないから。
トランプの大富豪でいちばん弱い3が、革命でいちばん強くなることもあるように。
お母ちゃんはこのカードをしっかり握って、赤ちゃんのことをしっかり抱いて、ピースケと夫のところに帰りたいと思うのです。
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by sima-r | 2011-08-16 05:28 | Maternity
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