生活チープサイド

ピースケの誕生日

10月25日は、ピースケの初めてのお誕生日でした。

10月に入ってからは、何度も去年のことを思い出していました。
金木犀の香りがすれば、切迫早産で入院中だったとき、病院の前の金木犀の生け垣を窓から見下ろしていた時のことを思いました。
あのときは、まだピースケがどんな子なのか知らなかったんだなあ。
おなかの中でごそごそ動いていた、あの子がピースケだったんだなあ。

ピースケを産んだ日、本当にいろんな感情を味わった。
強くなる痛みへの不安。
真夜中に子宮口が全開になり、NICUのある大学病院へ救急車で搬送されたときの怖さ。
夫は、危篤だった祖母のお見舞いで岐阜へ行っているところだったので、本当に不安だった。
そして、救急車の車内で、もう一人で頑張るしかないのだ、と腹をくくったこと。
いきんでしまうと子供が苦しいから、いきみを逃してゆっくりゆっくり下に降ろしていくように言われ、必死に痛みをこらえた。
早く産んでしまうこの子に、今私がしてあげられることは、それしかないのだと思った。

そして、ピースケの産声。
思っていたより高い、でも力強い声だった。
32週で、肺ができあがる前の週数だったのに、ちゃんと自発呼吸ができたピースケ。
未熟児だとチアノーゼが出てしまう子も多いのに、ピースケはいっぱい空気を吸って、体中真っ赤なきれいな「赤」ちゃんだった。


保育器の中で、手のひらに乗せてもらった小さな体。
あの体が、今ではもう10キロ近くまで育ったんだなあ。

あの日初対面だったピースケだけれど、今ではずいぶん性格もわかってきた。
細かいことにはあまりこだわらないところとか、すごく食い意地が張っていることとか。
遊び方の着眼点が、ちょっとオタクっぽいところとか。

たった1年で、どんなにたくさんのことが起きただろう。
これから先の1年で、どんなにたくさんのピースケを新しく知れるだろう。
どんどん大きくなっていくピースケが、嬉しくて寂しくて誇らしい。


どうか、この先のピースケの人生が、たくさんの幸せと共にありますように。
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by sima-r | 2010-11-05 22:45 | Maternity
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